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心理用語234例と相手の心を動かす心理用語114例、有名な心理学者80人を照らし合わせて心理用語としてご利用ください。
メンタルケア研究室のホームページで使用された心理用語の一部234例を表にをまとめています。「相手の心を動かす114例の心理用語」、「心理学の発展に影響を与えた心理学者80名」と合わせて心理用語をご利用下さい。
心理用語とは
「心理用語」とは、心理学や関連する分野において特定の概念や理論を表現し、共有するための専門的な言葉や用語のことを指します。これらの用語は、心理学の研究や理解を進めるために用いられ、特定の意味や概念を正確に伝える役割を果たします。
心理用語の特徴を挙げてみます。
- 専門性と精確性
- 心理用語は、特定の心理学的概念や理論を表現するために作られた専門的な言葉です。これによって、複雑な心理プロセスや現象を正確に伝えることができます。
- 共通の理解
- 心理用語は、専門家や学習者間で共通の理解を得るために使用されます。特定の用語がどのような意味を持つかが明確であるため、コミュニケーションが円滑に行えます。
- 体系的な理解
- 心理学は多岐にわたる分野から成り立っていますが、心理用語はこれらの分野を体系的に理解するための要素です。用語が統一された意味で使用されることで、異なる分野間の共通の基盤が築かれます。
- 知識の伝承
- 心理学は長い歴史と多くの研究に基づいていますが、心理用語は過去の知識や研究の成果を継承し、将来の研究につなげる役割を果たします。
- 学習と教育
- 学生や研究者が心理学を学ぶ際に、心理用語を理解することは基本的です。これによって、研究や理論の探求が行いやすくなります。
心理用語は、心理学の分野が進化し、新しい理論や知見が生まれるにつれて変化することもあります。したがって、常に最新の用語と概念を追跡し、注目する必要があります。
このページを含め、心理的な知識の情報発信と疑問をテーマに作成しています。メンタルルームでは、「生きづらさ」のカウンセリングや話し相手、愚痴聴きなどから精神疾患までメンタルの悩みや心理のご相談を対面にて3時間無料で行っています。
あ行の心理用語
アイデンティティ | 自己の個性やアイデンティティー、社会的役割など、自分自身が誰であるかを把握すること。自分が属するグループや文化、価値観を認識し、それに基づいて自己理解を深めること |
アイデンティティーの危機 | 毒親によって子供が無視され、否定され、支配されたため、自分自身についての信念や価値観が混乱し、自己同一性の危機を引き起こすことがある |
愛着 | 乳幼児期に形成される安全で信頼できる愛着の絆が健全な人格形成やストレス耐性に影響を与えるとされる概念 |
愛着アタッチメント | 乳幼児が本能的に母親を求め、母親も子供を求める双方向の情緒的な相互関係 |
アクション・スリップ | 意図しない誤った行動や動作が生じる現象を指します。習慣的な動作や行動のミスなどにあたります。 |
アタッチメント障害 | 幼少期に適切な愛着関係が築けなかったことにより、社会的相互作用の障害が生じること |
アサーティブ | 自分の権利や意見を適切に主張し、他人との関係を尊重しながらコミュニケーションするスタイルを指します。自信と自己主張が調和した行動が特徴です。 |
アサーティブネス | 自己の欲求や意見を相手の権利を侵害することなく誠実に素直に対等に表現すること |
アダルトチルドレン | 機能不全家族のもとで育ち成人し、生きづらさを抱えた人 【ヒーロー】:無理に頑張る 【プリンス・プリンセス】:八方美人・忖度・従順 【スケープゴード】:生贄・丸出し 【ロストワン】:いないふりをする 【ロンリー】:殻が固く1人 【ケアティカー・リトルナース】:家以外で世話役 【イネイブラー】:家族の支え役 【プラケーター】:家族の中での慰め役・愚痴の聞き役 【クラウン(道化師)】:寂しいおどけ役 |
アナンガム | 個人の能力とニーズと環境が一致しないと感じること |
アニミズム | 非生物的な対象や自然現象にも生命や意識が備わっているという信念を指します。特に幼児や初期の人類が持っていたとされる考え方です。 |
アパシー | 世の中で起こる事象に対して無関心、無気力になる |
アバンドンメント | 親や養育者による心理的・身体的な放棄や無視によって、子どもが不安定な感情や行動を示すこと |
アダプテーション障害 | 環境変化に対応することが困難である状態 |
アルゴリズム | 特定の課題や問題を解決する手順や手法のセットを指します。計算機科学だけでなく、多くの分野で使用されます。 |
アルバート坊や | ジョン・ワトソンとロジャー・レイナーによって行われた実験で、9ヶ月の赤ちゃんであるアルバートに対して恐怖反応を誘発するための条件付けを行った事例です。白いネズミを見ると音が鳴るようにした結果、アルバートはネズミだけでなく、似たような白いものにも恐怖反応を示すようになりました。 |
アレキシサイミア | 感情や感情体験の認識が低いことを表す |
アロスタシス | 状況や環境の変化に適応するための生理的および行動的な調節メカニズムを指します。ストレス応答やホルモンの変化などです。 |
アロワー | ありのままの自分でよいと許すもの |
アンダーチーブメント | 人が自分自身の能力よりも低い結果を出すこと |
アンビバレンス | 心の中の矛盾に対する相反する両面性を持った複雑な感情 |
アンガーマネジメント | 怒りや苛立ちの感情を適切に管理、コントロールする心理トレーニング 6秒ルール:怒りは6秒間がピークで30分でおさまる、この6秒間の間だけでも自分を抑えること |
いじめ | いじめは被害者に深刻な心理的なダメージを与え、不安や抑うつ、自己肯定感の低下、学校への不信感や回避、さらには自殺念慮などの問題を引き起こすことがある |
一次的欲求と二次的欲求 | 一次的欲求は生存に直接関連する欲求で、食事や水分のような基本的な生理的欲求を指します。一方、二次的欲求は社会的な状況や文化によって形成される欲求で、成功や承認の欲求などにあたります。 |
イネイブラー | 依存、その他の問題行動を助長している人のこと |
インテーク面接 | ライエントと心理専門家との最初の面談を指します。問題やニーズを評価し、治療計画を立てるための情報収集が行われます。 |
インファンティル・アムネジア | 幼少期に体験したことが成人期になってもほとんど記憶されていない状態 |
インフェリオリティコンプレックス | 自分が他人に劣っていると感じる劣等感 |
インナーチャイルド | 人の自己概念の一部であり、成人後も残る幼い自己イメージ |
エゴグラム | 自我状態を5つ(CP/NP/A/FC/AC)の違ったエネルギーの総和と各エネルギー量を棒グラフで示したもので、パーソナリティの特徴と行動パターンを見るもの |
エディプスコンプレックス | 幼児期の異性の親への愛着と同性の親への反発:男児は母親を愛情の対象として父親に対し強い対抗心を抱くアンビバレントな抑圧であるが、父親の強固さから早期に終了するが、女児は長期間続く倍もある |
MMPI | Minnesota Multiphasic Personality Inventoryは、人間の性格特性や心理的状態を評価するための標準化された尺度です。さまざまな尋ね形式の質問に答えることで、特定の心理的特性や傾向を分析します。 |
エンマーリング | 幼少期の過剰な依存や同一視によって、個人の自立性が著しく低下する状態 |
オーバージェネラライゼーション | 個別の出来事を普遍的な事実や真理として解釈してしまう認知の歪み。 例)「私はいつも失敗する。」という考え方が、一度の失敗を全体的なパターンとして認識していることを示しています。 |
奥行き知覚 | 物体や空間の三次元的な距離と位置を知覚する能力を指します。両眼の視差、相交視、運動の視差などが関与します。 |
オピニオンリーダー | 他者に影響を与えることができるリーダー |
か行の心理用語
カインコンプレックス | 親から兄弟関係に愛情の差別を受けて養育された背景があり兄弟間の葛藤だけではなく、同じ世代の人間にも憎しみを抱くことがある |
快楽消失 | 快楽を感じることができなくなる症状で、食欲、性欲、趣味、社交などの日常的な活動に対する関心を失ったり、喜びや楽しさを感じなくなる場合がある |
カウンタード | 親が子どもの自立を抑制することで、子どもの発達に悪影響を与えること |
確証バイアス | 自分の既存の信念や意見を強化し、それに合致する情報を選択的に受け入れる傾向を指します。逆に自分の信念に反する情報は無視されることがあります。 |
仮現運動 | 連続的に提示される静止画像が動くように知覚される現象を指します。これは、映画やアニメーションの原理とも関連しています。 |
学習の転移 | 一つの状況や課題で学んだスキルや知識が、異なる状況や課題へ適用されることを指します。前の学習が後の学習に影響を与えることがあります。 |
過剰な汎化 | 過去の一つの出来事から全体を判断してしまう傾向 例)失敗したことがあると「自分は何をやっても失敗する」と考えてしまう |
ガスライティング | 親が子どもの認知や記憶を曖昧にし、自己の都合の良いように操作すること |
家族内虐待 | 毒親が子供に対して暴力や精神的虐待を加え、身体的な怪我や心的外傷などで不安やうつ病の発症などの問題が生じることがある |
家族療法 | 夫婦や家族が問題が明らかな場合の療法で、家族への治療援助を行う |
カタルシス | 感情的な解放や浄化を指す心理学的な概念です。感情的なストレスや緊張が、表現や発散によって解消されることを示します。 |
過大評価と過小評価(虫メガネ思考) | 物事を実際よりも高く見積もったり、低く見積もったりと現実とずれた評価をすること。 悪いことには虫メガネを近づけてみるので大きく見えて、良いことは離してみるので小さく見えてしまう。 自分の短所や失敗を実際より大袈裟に考えて、上手くいったことは「こんなの当たり前だ」と過小評価してしまうこと。 |
学校不適応 | 学校に適応できずに不登校に至る状態であり、学童期に学校不適応に陥ると将来のキャリアや社会的適応に影響を与える可能性がある |
過度の一般化 | 過去にあった嫌だった事、まずいなと感じた事がまた起きるような危機的な心の状態 わずかな根拠をもとに「いつもこうなる」「みんなそうなんだ」とすべてのことを当てはめてしまう |
葛藤-コンフリクト | 葛藤は、異なる欲求や目標が競合している状態を指します。葛藤はコンフリクトに発展することがあり、個人が異なる選択肢や要求の間で決定を下さなければならない状況を生み出します。 |
カルチャーショック | 異なる文化的背景や価値観を経験することによるストレス反応 |
感覚遮断 | 感覚刺激が制限される状態を指します。これにより、感覚器官の情報が欠如することで、知覚や認知に影響を与える可能性があります。 |
感情鈍麻 | 感情を鈍くする症状で、感情の表現や体験が著しく減少する場合がある。患者は周囲の刺激に対して感じる感情が少なく、無感動や冷淡な態度をとることがある |
感情的決めつけ | 自分の感情を根拠に真実の証明や決めつけをしてしまう |
関係依存 | 女性依存や男性依存、DVなど歪んだ人間関係に依存している |
感情的推論 | 感情に基づいた判断をし、事実や証拠を無視する 例)「彼女が私にメールを返信しなかった。だから、私は彼女にとって価値がない存在なんだろう」と考えることがある |
完璧主義思考 | ひとつの妥協も許さない、例えば100点以外は0点と同じだと考える |
帰属のエラー | 他人の行動や振る舞いに対して、個人的な特性よりも状況要因を過小評価したり、逆に他人に対しては個人的な特性を強調したりする認知的バイアスを指します |
機能不全家族 | 家庭内に対立や不法行為、虐待などが日常的に存在する家族 |
ギバー | 惜しみなく与える人 ・自分を犠牲にして人に尽くす自己犠牲型 ・相手によって自己のかかわりを変える他者志向型 |
キャリアー・インテラプション | 幼少期に家庭環境が不安定であったり貧困によって、学業や就労に影響を与えること |
クリプトチャイルド | 親による過保護によって子どもが自立性を獲得できずに、社会的関係に適応できない状態 |
クロスアディクション | 依存の対象が複数の状態 |
結論の飛躍 | 心の読みすぎ:他人の断片的な行動や言葉でその人はこういう人だと決めつけてしまう 先読みの誤り:根拠もない誰にもわからない先のことや将来のことを断言してしまう |
欠乏欲求と成長欲求 | 欠乏欲求は、マズローの欲求階層理論において基本的な生理的・安全・所属・尊重の欲求を指します。成長欲求は自己実現の欲求を含み、人々が自己の潜在能力を最大限に引き出すために努力する欲求です。 |
言語剥奪 | 個人が言語的な刺激やコミュニケーションを十分に受けない状況を指します。特に幼少期の言語環境の欠如が言語発達に影響を与えることがあります。 |
恍惚 | 現実感の低下、周囲の出来事が夢のように感じられる、自己と周囲が遠く離れているような感覚など、現実に対する感覚や認知の異常を伴う状態を指す |
構造論 | 心のプロセスや体験を要素に分解し、それらの関係を明らかにしようとする心理学のアプローチを指します。ウィルヘルム・ヴントによって提唱されました。 |
行動実験 | 検討する認知を決め、実験を通じて予想通りになるか確認する |
交流 | 人は言葉を送るときには、無意識の中に期待する反応がある コミュニケーションの流れであり、メッセージは言語と非言語以外にも心理的に一致して平行に流れる |
刻印付け | 動物が特定の期間内に特定の対象(通常は親親、または飼育者)に対して強い愛着を示すようになる現象を指します。コンラート・ローレンツによって研究され、カモやガチョウのふ化と関連付けられました。 |
誇大自己 | 何でも思い通りになると思っている万能感に満ちている状態 |
古典的条件付け | 刺激と反応の関連付けを通じて新しい反応を獲得させるプロセスを指します。イワン・パブロフのパブロフの犬の実験が有名です。 |
孤独感 | 他者との関係性が不足している状態や孤立している状態 |
コミットメント | 目標や価値に対する強い関与や献身を指します。個人が自分の行動や努力を特定の目標に向けて費やすことを示します。 |
コラム法 | 状況に対し、今の認知とは別の認知を書き出し整理するアプローチ |
コンピテンシー | 自己実現や幸福感を得るために必要な自己肯定感や自己効力感といった能力で、乳児期に獲得できる自己認識や対人関係のスキルが将来の行動特性に影響を与えるとされる |
コンプリメンタリー | 親の自己中心的な態度によって子どもが自己肯定感の低下、自己否定、人間関係の問題を引き起こすこと |
コンプレックス | 自己評価が低く、自分自身に対して否定的な感情を持つ傾向がある状態。例えば、身体的な外見や能力に対する不安感がある場合など |
コンプレックス・ポストトラウマティック・ストレス障害 | 子供が毒親によって慢性的な心的外傷を受けた結果、自己認識や感情の調整、人間関係の構築などに問題を抱えることがある |
コンプレックス・トラウマ・ディスオーダー | 時間的、頻度、重度のいずれか、もしくはそれらの組み合わせによる複雑なトラウマが発達障害、自殺企図、身体的疾患、精神疾患などを引き起こすこと |
さ行の心理用語
サーカスの像 | サーカスの像は幼少期に鎖で繋がれたまま育てられた大きな象が、成長しても鎖に縛られるイメージから逃れられない現象を指します。これは過去の経験や制約が人々の行動や信念に影響を及ぼすことを表しています。 |
サイコドラマ | 心理的な問題を劇的な演技や役割プレイを通じて探求し、理解するための治療的手法を指します。個人やグループのセッションで行われることがあります。 |
サバイバー | 家族内で虐待を受けて育ち成人した人 |
三項随伴性 | 個人の行動とその周囲の環境および他人の影響との相互作用を示す概念です。人間の発達や学習は、個人と環境、他人との相互作用によって形成されるとされます。 |
時間の構造化 | 人はストロークが少なくなると、プラスのストロークでもマイナスのストロークでも精神的、肉体的にも満たそうとして日々の生活の中で時間の過ごし方を決めている |
指示的精神療法 | 非機能的な行動のコントロールや脱条件付けを目的としている |
支持的精神療法 | 強い介入的な働きを避け、長所を支持しながら現実的な問題を解決する |
自己開示 | 自分自身に関する情報や感情を他人と共有するプロセスを指します。コミュニケーションや人間関係の形成に影響を与えます。 |
自己概念 | 個人が自分自身についての認識や理解を持つ概念を指します。外見、性格、興味、価値観などに関する意識的および無意識的な認識が含まれます。 |
自己観 | 自己に対する認識や評価であり、幼児期に形成される自己観が自尊心や自己評価、自己受容に影響を与えるとされる |
自己肯定感 | 自分を受け入れて愛することができる自己評価のこと |
自己傷害行動 | うつ病や不安障害などの精神疾患によって、自分自身に対して傷をつけたり自傷行為を行うこと |
自己同一性 | 個人が自分自身を特定の特性、価値観、過去の経験などを通じて認識し、他人との違いや共通点を理解することを指します。自分のアイデンティティを形成する過程が関与します。 |
自己認識 | 自己と他者との区別をつけ自己イメージを形成するプロセスで、乳児期における自己認識の発達が、社会的な関係性や自尊心に影響を与えるとされる |
自尊心 | 自尊心とは自己を肯定的に評価し自己価値感を持つことができる心の状態 |
自尊感情 | 個人が自分自身に対してどれだけ肯定的な評価を持つかを指します。自己評価や自信が高い場合には高い自尊感情が、低い場合には低い自尊感情が現れます。 |
自責思考(自己関連づけ) | 問題が起きた原因を自らに責任や落ち度があると考えるこで、他責であったとしても問題が起きた際に原因が自分を取り巻く関連や関係にあると考え自己責任にする 良くないことが起きると自分の責任にしてしまうので、罪悪感に悩まされたり他人の目が気になってしまう |
自伝的記憶 | 個人の人生経験や出来事に関する記憶を指します。自分自身に関連する出来事やエピソードを保持し、再生するための記憶です。 |
集団精神療法 | 異なる問題を持った集団、同一の問題を持った集団による精神分析・認知・行動療法などで、メンバー間の共感、示唆、介入、指示などの交流を行う |
自律訓練法 | 自己リラクゼーションやストレス軽減を促進するためのテクニックです。呼吸法やイメージリークなどを組み合わせて、身体の自律神経系を調整する効果を持ちます。 |
馴化-脱馴化法 | 馴化は、刺激に対する反応が繰り返し提示されることによって薄れる現象を指します。脱馴化は、その後再び刺激が提示されると、反応が再び増強される現象です。この手法は、恐怖や不安などの感情を軽減するために使用されることがあります。人々が徐々に刺激に慣れ、それに対する恐怖や不安を減少させることを意図しています。 |
ジェネレーショナル・トラウマ | 親や祖父母の過去のトラウマが子どもの発達に悪影響を与えること |
ジェンダーディスフォリア | 人が自己の性別アイデンティティと自己の身体的性別の一致に不安を感じること |
情動的推論 | 過去の自分の経験や出来事などを踏まえて、他者が抱く情動(喜び、悲しみ、怒り、恐れなど)を推論する |
ジョハリ・ウインドウ | 自己開示と他者からのフィードバックに基づく自己理解を促進するためのモデルです。四つの領域(公開領域、盲点領域、隠れ領域、未知領域)に情報を配置し、自己意識を向上させます。 |
社会的ジレンマ | 個人の利益と集団の利益との間に矛盾が生じる状況を指します。例えば、囚人のジレンマなどがあります。 |
白雪姫コンプレックス | 母親が子どもの頃に虐待された経験があり、同じように子供にも虐待をしてしまい苦しんでいる |
心的外傷 | 体験者が深刻な心理的苦痛を引き起こす外部からの脅威や危険な出来事であり、学童期に心的外傷を経験することが、将来の心の健康や社会的適応能力に影響を与えることがある |
心的回転 | 物体や図形を心の中で回転させたり操作したりする認知プロセスを指します。この能力は特に空間的な課題や問題解決に関連しています。 |
心的負荷 | 個人のストレス反応によって引き起こされる心的な負荷 |
深層演技 | 他者にとって望ましい感情を自身で生起させたり、自らの感情をコントロールする |
心理教育 | 専門的な立場からわかりやすく、症状のメカニズムや診断、治療方法など説明する |
心理的安全性 | 個人が自分自身を表現し、意見やアイデアを提供する際に、恐れや制約を感じることなく受け入れられる環境を指します。チームや組織内でのコミュニケーションや協力に重要です。 |
心理的離乳 | 仕事やストレスから一時的に離れ、リラックスや回復するプロセスを指します。心の健康とバランスを保つために重要です。 |
集団極性化 | 集団内のメンバーが議論や相互作用を通じて、グループの立場や意見がより極端な方向に傾く現象を指します。これにより、個人の意見が集団の平均的な意見よりも強化されることがあります。 |
シンデレラコンプレックス | 女性の潜在意識にある男性に高望みや理想を求める依存的願望 |
心理ゲーム | 理性的な気づきがないため明瞭で予測可能な結果に向かって進行する。この予測は繰り返し人間関係を拗らせたり、非建設的な結果を招いたりする後味の悪い交流パターンとなる 家族や親しい中など特定の対象と条件が揃うと相補的・裏面的交流で自我状態の転換とともに終わるのが特徴で密度の高いストロークの交換である |
推理の飛躍(恣意的推論)(結論の飛躍) | 正当な証拠もないのにガティブな結論を自分勝手に導き出す。 良くない結果を先読みしたり、相手の顔色からその人の考えを深読みしてしまう |
スキーマ療法 | 個人の問題や苦悩の根源にある心理的スキーマ(構造化された信念や思考、感情、行動のパターン)を理解し、変容を促すことを目的としている |
ステレオタイプ | 特定のグループやカテゴリに対する固定的な偏見や一般化された信念を指します。しばしば根拠のない情報に基づいて形成されることがあります。 |
ストレス | 生活や仕事などの外的な要因によって引き起こされる、身体的・心理的な緊張状態。継続的にストレスがかかると、心身に様々な不調が生じることがある |
ストレス・コーピング | ストレスや困難な状況に対処するための戦略やアプローチを指します。問題解決、感情の調整、社会的サポートなどがストレス・コーピングの方法です。 |
ストレンジシチェーション法 | 幼児のアタッチメント(愛着)を評価するための心理学的評価方法です。母親との分離と再会、他の人物との対面などを通じて、幼児の行動を観察することで愛着のパターンを分析します。 |
ストローク | 相手の存在を認めて心理的・身体的・物理的に働きかけ、他者に与える認識、注意、反応刺激の一単位である |
スチューデント・アパシー | 自分の勉学(社会人なら本業)以外は熱心にできるが、勉学だけはできない状態 |
「すべき」思考 | 何かやろうとするときに「~するべき」「~するべきでない」と固定的な考え方をする。 「すべき」に縛られて生活が窮屈になったり、自分や他人の失敗を許せずにプレッシャーや怒りを感じやすくなってしまう 「他人に弱音を吐くべきでない」と考えて、辛いことがあっても誰にも言えず我慢してしまい、自身の限界値を超えてしまう |
刷り込み | 人々の意識や信念を意図的に変えるために行われる心理的な操作や洗脳のことを指します。通常、強制的な状況や情報の絶え間ない提示によって行われます。 |
精神力動的精神療法 | 無意識の中に押さえ込まれた欲動を自由連想法により、葛藤を明らかにし症状を改善する |
性同一性 | 個人が自己の性別について感じる自己認識やアイデンティティーが、その人が生まれた時に割り当てられた生物学的な性別と一致しない場合があり、学童期の性同一性には、長期的な性同一性障害という状態と一時的な性的好奇心や探求という状態の両方が含まれることがある |
成功不安 | 成功することに対して不安や恐れを感じる現象を指します。自己評価や社会的期待とのギャップが引き起こすことがあります。 |
正常性バイアス | 人々が非常事態や危機を認識せず、常に事態が正常であるとの思い込みを持つ傾向を指します。これにより、非常時の行動や対処が遅れることがあります。 |
選択的抽象化(心のフィルター) | 物事全体の中から悪い部分の方にだけに目が行ってしまい、良い部分は除外して物事を捉える |
漸進的筋弛緩法 | 緊張やストレスを軽減するためのリラクゼーション法です。筋肉を順番に収縮させてから緩めることで、身体の緊張を解放し、心身のリラックスを促進します。 |
全能感 | 幼児は自分自身が全能的であると感じていて、自分自身の行動や思考が全ての結果を生み出すと信じている |
早期環境 | 乳児期に経験した育児環境が、その後の発達や行動に影響を与えるとされる概念で、親や保育者との関係性、愛着形成、ストレス耐性に悪影響を与える |
ソーシャル・サポート | 他人からの感情的な支援、情報、助言などを通じて、個人の健康や幸福を促進する役割を果たす関係を指します。 |
ソーシャル・ネットワーク | 個人や組織、グループなどが関連づけられた社会的なつながりのパターンを指します。友人、家族、同僚などにあたります。 |
相補的交流 | 発信者と受信者の言葉と非言語のメッセージが一致していて期待通りの言葉が戻ってくること。お互いに求めている反応のように相互補完的交流である |
ソシオメトリー | 集団内の人間関係や社会的つながりを分析する方法を指します。集団内での個人間の関係性を理解するために使用されます。 |
た行の心理用語
体験的精神療法 | 感情表現の促しで、共感的理解を体験することで症状を和らげる |
ダイアナコンプレックス | 女性の背景に男らしくなりたい、男性に負けたくないなどで男根羨望を強く感じ男性でありたいと感じている |
対象喪失 | 愛する人や重要な対象の喪失に伴う感情的な経験を指します。喪失が適切に処理されない場合、悲しみや喪失感が持続することがあります。 |
対人認知 | 他人との関わりやコミュニケーションに関する認知プロセスを指します。他人の感情や意図を理解し、対人関係を築く際に重要です。 |
耐性領域 | レベルや能力を向上させるために最適なレベルを指します。この領域では、個人が自身の能力を拡大し、新たなスキルや知識を習得するための適切なサポートが提供されます。 |
脱中心化 | 個人が自分の視点や視野を広げ、他人の視点や視野を考慮する認知的スキルを指します。特にピアジェの認知発達理論において言及される概念です |
短期記憶 | 一時的に情報を保持し、操作するための記憶の部分を指します。情報は時間とともに失われやすい特徴があります。 |
遅延反応 | 即時の報酬や快楽を我慢して、将来的な報酬や目標を達成するために努力する能力を指します。これは自己統制や長期的な計画の一部として重要です。 |
長期記憶 | 情報や経験を長期間にわたって保持する記憶の部分を指します。知識、経験、出来事などにあたります。 |
ディアルーゲンス | 社会的接触の欠如によって引き起こされる孤独感、現実感の喪失や非現実的な感覚の体験 |
ディアボリカル・アイデンティティ・シンドローム | 毒親によって子供が否定され、無力感や劣等感を抱えた結果、社会的に問題のある行動をとるようになることがある |
テイカー | 自分の利益を優先させる人 ・与えるより受け取りが多くなるように行動する ・長期的に見てどれだけ受け取れるかで行動を変える |
ディスコンフォート | 心理的に不快な状態であり、何かしらのストレスを感じる状態。不安や悲しみ、怒り、焦りなどが原因で生じることが多い。 |
洞察的精神療法 | 無意識的な葛藤の洞察を促し、精神症状を和らげる |
動因と誘因 | 動因は、生体内の不快な状態を解消するための内部的な刺激や欲求を指します。誘因は、外部からの刺激や情報であり、動因を引き起こす要因です。 |
同化と調節 | 新たな情報や経験を既存の認知構造に適応させることを指します。調節は、新しい情報に基づいて認知構造自体を変化させるプロセスを指します。ピアジェの発達理論における概念です。 |
同調 | 他人の意見や行動に合わせる傾向を指します。集団内での社会的圧力や規範に従い、自身の行動を調整することがあります。 |
トラウマ | 身体的・精神的な苦痛や苦悩を引き起こす極度のストレス体験であり、乳幼児期にトラウマを経験するとその後の生活に悪影響を及ぼすことがある |
な行の心理用語
ナルシシズム | 親の自己中心的な態度によって、子どもが自己肯定感の低下、自己否定、人間関係の問題を引き起こすこと |
二極思考 | 事物や人物を「良いもの」「悪いもの」の2つに分けて考え、中間的な見方ができない。 例)「この仕事は完璧でなければならない。完璧でなければ、私は失敗者だ」と考えることがある。 |
ニヒリズム | 価値や意味を否定する思想や哲学 |
認知行動療法 | 認知・自動思考を行動の原因とした学習理論に基づく療法 コラム法・問題解決法・認知再構成法・系統的脱感作法・暴露反応妨害法・活動活性化技法・モデリング法、マインドフルネスなどがある |
認知的不協和 | 自分の価値観に矛盾する情報や出来事に直面したときに生じる心的な不快感 |
認知の歪み | 物事の捉え方に歪みや偏りがある |
認知モデル | 状況における感情や行動は、その状況に対する意味づけや解釈である「認知」と関係がある。どう認知するかによって感情や駆動は変わる |
ネグレクト | 親が子どもの基本的な生活必需品を提供しない、無視するなどの不十分な育児を行う状態 |
は行の心理用語
パーソナライゼーション(個人化) | 自分自身に対する責任や評価を、実際よりも大きく見積もってしまう認知の歪み。 例)友達が会いに来なかったのは自分のことが嫌いだからだと思い込んでしまう。 |
バーンアウト | 仕事や学業などの長期間にわたるストレスや負担が蓄積し、身体的・感情的・精神的な疲労や無力感、意欲の低下などが生じる状態を指します。特に専門職や介護者などで見られることがあります。 |
バイオフィードバック | 生体内の生理学的な活動を計測し、その情報を個人に提供するプロセスを指します。心拍数、筋肉の緊張などの生体情報を用いて、自己調整やリラクゼーションのトレーニングに活用されます。 |
バイオリズム | 人間の身体的・感情的・知性的なサイクルが周期的に変動するとする理論を指します。身体的、感情的、知的バイオリズムが提唱されていますが、科学的根拠は限られています。 |
バイオロジカル・ファクター | 親と子どもの関係に生物学的要因が関わっている場合、その人の行動や精神状態に影響を与える要因のことを指しますが、遺伝的な影響、脳内物質や神経伝達物質のバランス、身体的な健康状態、発達段階などが含まれる |
破局化思考 | 一つのミスを取り返しの付かない決定的な破滅と考える |
発達課題 | 年齢に応じた心理的な成長に必要な課題を未解決のまま成長してしまうと、その後の心理的な問題につながることがある |
バタフライ効果 | 繊細で敏感な子供が毒親によって常に怒られ、責められ、否定された結果、後に人生で起こる些細な出来事でも大きなストレス反応を引き起こす可能性がある |
発達加速現象 | 一部の子どもたちが同年齢の平均よりも早く発達する現象を指します。例えば、特定の認知能力や知識分野において他の子供よりも優れていることがあります。 |
暴露法 | 警戒反応がしても、そこを避けず積極的に味わうことで反応の変化に注目する |
パブロフの犬 | イワン・パブロフによって行われた実験で、犬の消化液分泌を調べる際に偶然発見された現象です。ベルの鳴る音(中立刺激)とエサを提供すること(非中立刺激)を繰り返し結びつけることで、ベルの音だけで犬が消化液を分泌する反応を示すようになったという実験です。 |
パラノイア | 信念や感情、行動が他者によって監視され、支配されているとの不合理な恐怖 |
ビデオ・フィードバック法 | 振る舞いをビデオに録画し、自身のイメージと実際の差異について振り返る。他者からのフィードバックも可能 |
ビッグ・ファイブ | 人間の性格特性を表す五つの基本的な要因(外向性、協調性、誠実性、感情起伏、開放性)を指します。これらの特性は、人々の性格を評価するための主要な枠組みです。 |
批判的期 | 幼児期の4~6歳頃に訪れるもので自己中心的な思考から抜け出すための発達段階であり、この時期をうまく乗り越えられないとその後の対人関係や問題解決能力に影響を与えることがある |
批判的思考 | 情報やアイデアを評価し、論理的に考える能力を指します。証拠に基づき主張を判断し、偏見や誤った情報を排除して合理的な結論を導く能力です。 |
ファミリアリゼーション | 家族の文化や価値観を受け入れ身につけることであり、幼児期のファミリアリゼーションが、将来の価値観や生き方に影響を与えるとされる |
孵化効果 | 人々が自分たちが成し遂げたものに対して過度の評価を持つ傾向を指します。過去の努力や投資に基づいて、その成果物やアイデアを高く評価しやすくなる現象です。 |
フラストレーション | 目標達成や欲求の満足が妨げられることによって生じる不快な感情を指します。達成を妨げる障害や困難がある場合に経験されることがあります。 |
フレーミング効果 | 情報が提示される方法や文脈によって人々の判断や意思決定が影響を受ける現象です。同じ情報でもポジティブな言い回しとネガティブな言い回しで反応が異なる場合があります。 |
ペアレンタル・アリエネーション | 毒親が子供を自分の味方に引き入れるために、他方の親や家族との関係を妨害することによって、子供が親や家族から遠ざかることがある |
表層演技 | 望ましい感性を装い表情やしぐさを実際の感情とは異なる状態に変化させる |
漂白 | 悪い出来事や状況を良いものとして認識する傾向 例)虐待やいじめを「自分を鍛えるための良い経験だった」と考えてしまう |
フィルタリング | 特定の出来事や情報を選択的に取り上げ、他の情報を無視してしまう認知の歪み 例)失敗や批判的なコメントだけを選んで気にしてしまい、自分にとってのポジティブな出来事を見逃してしまう |
プレジャーシーキング | 新しい刺激や興奮を求める行動傾向であり、学童期にプレジャーシーキング行動が高まると、将来のリスク行動や問題行動につながる可能性がある |
プルキンエ現象 | 夜間の照明条件下で、青い対象よりも赤い対象の方が明るく見える現象を指します。これは、人間の視覚系の特性に関連しています。 |
文脈効果 | 文脈効果は、情報や刺激の理解や記憶が、その文脈や環境によって影響を受ける現象を指します。情報の提示や評価が周囲の状況に影響されることがあります。 |
防衛機制 | 環境への適切な対応を支援するための心理的なプロセスです。問題解決や環境への適応に役立つ方法です。 |
傍観者効果 | 多くの人々が危機的な状況に対して介入しない傾向を指します。他人がいる場面で自分が助ける必要がないと錯覚しやすく、結果的に行動が遅れることがあります。 |
ホメオスタシス | 生物の体内環境を一定の範囲内に保つ調節メカニズムを指します。例えば、体温や血糖値などが一定の範囲で維持されるプロセスです。 |
ま行の心理用語
マインドリーディング | 相手の気持ちや思考を想像し理解することであり、幼児期に親や周囲の人々からの関心や共感を経験することが、マインドリーディング能力の発達につながるとされる |
マウス・エイムス・マン | 乳児期の研究者として知られるジョン・ボウルビィによって提唱された概念で、乳児期の愛着形成における行動パターンを表し、安心して探索行動をするか、不安定で依存的な行動をするか、回避的な行動をするか、抵抗的で敵対的な行動をするかが分類される |
マイナス思考(プラスの否定) | プラスの出来事であっても否定してマイナスに考える。良いことが受け止められなく、逆に悪いことが起きそうだと考える |
マイナス(否定的)のストローク | 受け手が決めるものであるが、脅す、貶す、嫌み、危害を与えるなどの方法で相手に反応させ、ストロークを満たそうとする 否定的な言葉でも存在していることの証となるので、ストロークがない(無視される)よりずっと良い |
マグニファイ(誇張) | 問題や懸念事項を過剰に大きく見積もってしまう認知の歪み。 例)試験に落ちたことが、将来において全てを台無しにしてしまうと思ってしまう |
マザー(ファーザー)コンプレックス | 母親(父親)に対して息子(娘)が執拗な執着や愛着の依存関係を持ち続けている |
マターナル・デプリベーション | 幼児期に母親の愛情やケアが不足することによって引き起こされる心理的な問題を指します。ジョン・ボウルビィのアタッチメント理論において重要な概念です。 |
マッチャー | 損得のバランスを考える ・相手によって自己のスタンスを変える ・相手がギバーでもテイカーでも与える量と受け取る量の一致を目指す |
3つの未来 | ・避けたい未来・予想される未来・望む未来 |
3つのシナリオ | ・最悪シナリオ・現実的シナリオ・最高シナリオ |
3つ(3徴)の否定的認知 | ・他人(世界)のこと・自分(過去)のこと・未来のこと |
3つの避ける怒りの感情 | ・攻撃・破壊・衝動 |
3つのコミュニケーション・パターン | ・アグレッシブ(他人を尊重していない)・ノンアサーティブ(自分を尊重していない)・アサーティブ(自他尊重) |
3つのストレス・コーピング | ・受容・共感・自己一致 |
3つのステイト・マネージメント | ・ポジティブイメージ・未来のありたい自分・表情フィードバック |
3つの脳の使い方の癖観察 | ・見えるもの(視覚)・聞こえるもの(聴覚)・身体で感じるもの(体感覚) |
3つのコラム | ・状況・思考・感情 |
3つの過ちへの行い | ・謝罪・原状回復・再発防止策 |
3つの勇気 | ・不完全であることを認める(受け入れる)・失敗をする勇気(チャレンジ)・過ちを認める勇気 |
3つの自分と相手のバランス | ・権利・義務・要求 |
3つの脅威への反応 | ・服従(麻痺)・回避(逃げる)・過剰補償(闘う) |
3つの無意識、意識の考え方 | ・無意識と意識は対立している(フロイト)・無意識と意識は同じ方向に向いている(アドラー)・無意識と意識は共同作業ができる(ユング) |
3つの心の状態 | ・理性的な心・賢い心・感情的な心 |
メサイアココンプレックス | 人を救済する誇大妄想を持つ背景には、自己満足を得ようとすることや自分が劣等感を埋めるための生きづらさを抱えている |
メタ認知 | 自分自身の思考や学習プロセスに対する認識や理解を指します。自分の思考を監視し、効果的な学習戦略を選択するための能力です。 |
メンタルブロック | 創造的な思考や問題解決能力が妨げられる状態を指します。新しいアイデアや解決策が浮かばない、情報の整理が難しいなどが含まれます。 |
妄想的解釈 | 現実的でない、超自然的な解釈をする傾向。 例)自分の願い事が叶うように祈るだけで実現すると信じる |
妄想分裂ポジション | 自己にとって思い通りにならない状況でその不快さを全て相手の非とみなし怒りや攻撃を爆発させている状態 |
モデリング | 他人の行動や態度を観察し、それを模倣することで学習するプロセスを指します。特に、子どもが大人の行動を模倣して学習する場面で重要な概念です。 |
モラトリアム | 個人がアイデンティティ形成の過程で一時的に探索や試行を行う期間を指します。例えば、学業や職業、価値観などについて選択を行う過程にあたります。 |
や行の心理用語
野生児研究 | 野生や孤立状態で育った子どもたちの発達や社会化についての研究を指します。野生児が言語や社会的スキルを習得できない場合、人間の発達にどのような影響があるかを理解するために行われます。 |
良い面の無視(色メガネ思考) | 良い面があるのに、目に入らず(無視して)そうでないことばかりに意識を集めてしまう ネガティブな色メガネを通して物事を見るので、何事もネガティブに見えてしまうこと |
幼児的万能感 | 自分はどんなことでもできる、何にでもなれるというような子供の頃の現実離れした夢や理想を抱いている ・幼児期から青年期、大人になる過程において乗り越えるべき発達課題を乗り越えていないために生きづらさの原因になっていて、内心は不安でいっぱいになり幼児的万能感にすがるしかないという問題を抱えている ・ベースには愛情や期待が強かった親でもあり、親の保護や支えを自分の実力と認知している可能性がある |
抑うつポジション | 自己と他者との区別ができて、罪悪感や自己反省、さらに相手に対する思いやりが発達していく状態 |
予測の誤り | 未来についての予測を、現実とは乖離したものにしてしまう認知の歪み 例)未来のことを考えると、必ず何か悪いことが起こると予測してしまう |
ら行の心理用語
来談者中心療法 | 指示的介入を避け、来談者の主体性と能力を尊重している |
ラケット感情 | 本来の感情を偽って無意識的に代用する偽物の感情である。この多くは子供のころに親や教育との関係から形成される。相手からのストローク(反応)を得る目的は達成するが、求めるストロークは返ってこないため満足はしない交流となる |
ラベリング(レッテル貼り) | 人や特定の事象に対してたいした意味や根拠もないのに否定的に判断し、極端なラベル(レッテル)を張って相手を動かし影響を及ぼす。そのラベリングから浮かぶイメージに振り回されて、冷静な判断ができなくなってしまう |
ラポール | 人々がお互いに信頼し、協力しやすい関係を築くためのコミュニケーションや相互作用の質を指します。相手との共感や理解がラポールの構築に重要です。 |
理想化された親のイマーゴ | 親が自分の願望を満たしてくれると同時に、自分を支配しているような万能の神のような存在。幼い子供は現実の親をモデルにして、心の中の理想像であるイマーゴを育む |
類型論と特性論 | 類型論は、人々を幾つかのカテゴリやタイプに分類し、それぞれのグループに共通する特性を考察するアプローチです。一方、特性論は、人々の個々の特性や性格要因を重視して研究するアプローチです。 |
裏面的交流 | 発信者と受信者の言葉と非言語のメッセージが不一致で、言葉の背景にある感情の本音を隠した交流であるり、鋭角や二重裏面交流などがある 言葉の裏側に別の意図があったり、感情を隠して演じるような交流で非言語な部分に現れる |
レスポンデント条件付け | パブロフの犬の実験から始まった心理学の基本的な概念です。刺激と反応の関連付けを通じて新しい反応を獲得させるプロセスを指します。例えば、ベルを鳴らすことでエサが出るという結びつきができることを示しています。 |
劣等コンプレックス | 自己肯定感の不足や確信を持てないなど劣っていると強く認識していているが認めていない状態であり、自尊心を回復させる補償行動も多くなる |
レディネス | 学習や変化が達成されるための適切な時期や条件を指します。個人が新しい情報やスキルを取り入れる準備が整っていることを意味します。 |
ロリータコンプレックス | 男性が幼女や少女への性的興味や恋愛感情を抱いてしまう ・0〜5歳:ペドフェリア ・5〜10歳:ハイジコンプレックス ・10~13歳:アリスコンプレックス ・14〜18歳:ロリータコンプレックス |
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