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精神疾患30種の映画30作品すべて解説付きで紹介

目次

精神疾患30分類をテーマにした30作品の映画を解説付きで紹介しています。精神疾患や精神障害を理解する際にご利用ください。

パニック症をテーマにした映画「アナライズ・ミー」

「アナライズ・ミー」は、2002年にアメリカ合衆国で制作されたコメディ映画です。監督はハロルド・ライミス、主演にはロバート・デ・ニーロ、ビリー・クリスタル、リサ・クドローなどが出演しています。

物語は、ニューヨーク市で開業している心理カウンセラーのベン(ビリー・クリスタル)が、パニック症で苦しむ患者の1人であるニューヨーク市警の刑事のソープ(ロバート・デ・ニーロ)を担当することから始まります。ソープは、何かが起こりそうな予感に苛まれることがあり、カウンセリングを通じて自分自身の症状を改善しようとするも、なかなか思うように進展しません。

ベンは、患者であるソープとのカウンセリングの中で、彼の過去や人生の中でのトラウマを掘り起こしていきます。しかし、ソープはベンのカウンセリングに対しても不信感を抱き、その態度がますます攻撃的になっていきます。そんな中、ソープが仕事中に遭遇した事件がきっかけとなり、2人は協力して犯人を追うことになります。

物語は、ソープのパニック症の治療と、彼が過去に抱えた心の傷を癒すための心理的な探究が描かれながら、コメディタッチで進んでいきます。ビリー・クリスタルとロバート・デ・ニーロの掛け合いは、コミカルな場面やシリアスな場面で共に見応えがあり、ストーリーも見ごたえがあります。

この映画は、パニック症などの心の病気を扱いながら、コメディタッチで描かれているため、心理学に興味がある人や、気分転換に見たい人におすすめの作品です。

統合失調症をテーマにした映画「シャイン」

「シャイン」は、1996年にオーストラリアで制作された映画で、実在のピアニストであるデヴィッド・ヘルフゴットの半生を描いた作品です。監督はスコット・ヒックス、主演にはジェフリー・ラッシュ、ノア・テイラー、アルク・サポンチスなどが出演しています。

物語は、天才ピアニストであるデヴィッド・ヘルフゴット(ジェフリー・ラッシュ)が、幼少期からの厳しい父親の期待や圧力、そして統合失調症と闘いながら、音楽の世界で成功を収めるまでを描いています。

幼少期からピアノの才能を開花させたデヴィッドは、父親からピアニストとしての成功を期待され、常に厳しい指導を受けていました。やがて、デヴィッドは統合失調症を発症し、精神病院での入院生活を余儀なくされます。しかし、デヴィッドは音楽によって自分自身と向き合い、病気を克服することを決意します。

大学に進学したデヴィッドは、オーストラリア国内のピアノコンクールに出場し優勝します。その後、海外での演奏旅行を経て、デヴィッドは世界的なピアニストとして名を馳せるようになります。しかし、彼の病気は再び発症し、彼は精神病院に戻ってしまいます。

物語は、デヴィッドの複雑な家庭環境や、彼が統合失調症と戦いながらピアニストとしてのキャリアを積んでいく過程を描いています。また、彼の病気が彼の音楽にも影響を与えている様子も描かれており、音楽と精神病の関係性を考えさせる作品となっています。

「シャイン」は、統合失調症という重いテーマを扱いながら、音楽と人間ドラマを描いた感動的な作品です。ジェフリー・ラッシュの演技は特に素晴らしく、彼が演じるデヴィッドの病気と音楽の情熱が見事に表現されています。また、美しい音楽によって物語が彩られており、感動的なシーンが多くあります。

この作品は、アカデミー賞を含む数々の映画賞を受賞し、世界中で高い評価を受けています。統合失調症や精神病を持つ人々や、家族にとっても、共感や理解を得られる作品として知られています。また、音楽や芸術の力を信じる人々にとっても、大きな感銘を与える作品となっています。

うつ病をテーマにした映画「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」

「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」は、1992年に公開されたアメリカ映画です。主演はアル・パチーノとクリス・オドネルです。

舞台はニューヨーク。ハーバード大学の学生であるチャーリー・シムズは、バイト代を稼ぐために1週間、退役軍人のフランク・スライドと付き添いの仕事を引き受けます。フランクは失明しているため、チャーリーが誘導し、見かけを装うために偽の証言をすることもあります。しかし、その1週間の中で、フランクがチャーリーに多くのことを教え、彼の人生を変えることになります。

フランクは、盲目になった原因が軍務中の怪我だと語ります。そして、退役軍人たちが抱える問題や、彼らに対する偏見や差別について語ります。フランクは、視力を失ったことで、その他の感覚が研ぎ澄まされ、人生を生きる力を取り戻すことができたと説きます。

一方、チャーリーは、学業や人間関係に悩んでおり、自暴自棄になっていました。しかし、フランクとの出会いを通じて、人生に希望を見出し、自分自身を取り戻していきます。

物語は、フランクとチャーリーの交流を中心に進みます。フランクは、チャーリーに対して自信を持つようにアドバイスをし、彼をサポートします。また、チャーリーもフランクとの交流を通じて、人生における大切なことを学びます。そして、最終的には、彼がフランクを救うことになります。

この作品は、失意の中にある人々に対して、希望と勇気を与える感動的な物語として知られています。また、アル・パチーノの演技が評価され、アカデミー主演男優賞を受賞しました。

解離性健忘症をテーマにした映画「パリ、テキサス」

「パリ、テキサス」は、1984年に公開されたドイツ・フランス・アメリカの合作映画です。監督はヴィム・ヴェンダース、主演はハリー・ディーン・スタントンとナスターシャ・キンスキーです。

主人公トラヴィスは、解離性健忘症に苦しんでおり、ある日砂漠の中で目を覚ますと、自分が何をしていたか、どこにいたかを覚えていませんでした。彼は、以前自分が妻ジェーンと娘ハンターと暮らしていたことを思い出し、彼女たちに会いに行く決心をします。

トラヴィスは、ジェーンが昔働いていたストリップ劇場を訪れますが、そこで彼女は働いていないことが分かります。彼は、娘ハンターが叔父と暮らしていると聞き、叔父の家に向かいます。叔父は、トラヴィスとハンターを引き取ることに同意しますが、トラヴィスの病状が悪化し、彼はハンターを置いて姿を消してしまいます。

数年後、トラヴィスは再び砂漠の中で目を覚ますと、健康的な状態で、自分が失踪してからの記憶を取り戻しています。彼は再びジェーンとハンターに会いに行き、家族として再び一緒に暮らすことを望みますが、ハンターはトラヴィスのことを覚えておらず、ジェーンも彼を受け入れられません。

物語は、トラヴィスが自分の過去と向き合い、家族との絆を取り戻そうとする姿を描いています。また、映像的にも美しく、広大な砂漠の中で、孤独や失われたものを探し求める人々の哀愁が表現されています。

この作品は、解離性健忘症をテーマにした映画としても知られており、トラヴィスが自分自身と向き合う過程や、再び家族との関係を築こうとする姿勢が、心を打つ感動的な物語として観る人々の心に深く残ります。

強迫性障害をテーマにした映画「恋愛小説家」

「恋愛小説家」は、2006年に公開されたアメリカ映画で、監督はマーク・フォースター、主演はウィル・ファレルとマギー・ジレンホールです。

主人公ハロルド・クリケットは、ニューヨーク市の税務署で働く退屈な役人です。しかし、彼は強迫性障害に苦しみ、日々自分を抑えることに苦しんでいます。彼の生活は、厳格で予測可能で、ルーチンに支配されています。

そんなある日、ハロルドは自分の心の中で物語を作り上げることができるという不思議な体験をします。彼は、その体験を元に小説を書き始め、すぐにその才能が評価され、大手出版社から出版の話が舞い込むことになります。

ハロルドは、彼の小説のヒロインであるアナ・パスカルに会いに行きますが、彼女は彼女自身の書いた小説に登場するキャラクターだと主張します。二人は次第にお互いに惹かれあっていく中で、ハロルドは徐々に自分自身と向き合い、彼の人生に変化をもたらすきっかけを見出していきます。

この映画は、強迫性障害を持つ主人公の心の内面を描いた作品です。ハロルドが徐々に自分自身のルーチンを崩し、新しい世界に飛び込んでいく過程は、観る人々の心を打ちます。また、マギー・ジレンホールが演じるアナの存在も重要で、彼女がハロルドに自分自身を見つめるきっかけを与えるとともに、彼女の小説の中のキャラクターとの対話は、強迫症を抱える人々の心理的な苦痛を表現しています。

PTSDをテーマにした映画「再開の街で」

「再開の街で」は、2012年に公開されたアメリカ映画で、監督はロバート・ゼメキス、主演はデンゼル・ワシントンとジョン・グッドマンです。

主人公ウィップ・ウィットカーは、元パイロットで、飛行機事故の英雄的な存在として扱われています。しかし、彼はアルコールと麻薬に溺れ、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しんでいます。

ある日、ウィップは酔っ払って操縦した飛行機を墜落させてしまいます。彼は、機内の乗客と乗員の多くを救出し、英雄として称えられますが、調査が進むにつれ、彼が飲酒していたことが判明し、批判を浴びます。

事件後、ウィップは自分の問題に直面することを余儀なくされます。彼は、治療を受け、アルコール依存症から立ち直り、再びパイロットとしての自信を取り戻していきます。

この映画は、PTSDやアルコール依存症を抱える人々の問題を取り上げた作品です。ウィップが自分の問題に直面し、回復する過程は、彼が自己の過ちを認め、新しい生き方を模索していく姿勢を描いています。また、彼が墜落事故の際に冷静さを失わず、多くの人々を救ったことも、彼の英雄的な素質を表現しています。最後に、ウィップが自分自身を再発見し、新しい人生を歩み始める姿は、多くの観客に勇気を与えるものとなっています。

アルコール使用障害をテーマにした映画「男が女を愛するとき」

「男が女を愛するとき」は、2000年に公開されたアメリカ映画で、監督はギャス・ヴァン・サント、主演はマット・デイモンとベン・アフレックです。

物語は、ハーバード大学の天才学生であるウィル・ハンティングが中心となって展開されます。彼は、あらゆる数学的問題を解決することができる才能を持ちながら、アルコール使用障害を抱えていました。

ある日、ウィルは数学の問題を解決するために大学に侵入したことで逮捕され、裁判所の命令で、精神科医ショーン・マグワイアのもとで治療を受けることになります。ショーンは、ウィルとのセッションを通じて、彼が抱える深い心の傷を癒していくことを目指します。

ウィルは、ショーンとのセッションを通じて、自分自身や周りの人々に対する思いやりや理解を深めていきます。彼はまた、ショーンの助言を受けて、自分の問題に向き合い、自分自身を改善するための努力を重ねていきます。

この映画は、アルコール使用障害を抱える人々の問題や、治療の過程を描いた作品です。ウィルが自分自身や周りの人々と向き合い、自分自身を改善するための努力をする様子は、多くの観客に勇気と希望を与えるものとなっています。また、ショーンのような専門家の存在が、アルコール使用障害を抱える人々にとっての支援や助言の重要性を示しています。

認知症をテーマにした映画「電話で抱きしめて」

「電話で抱きしめて」は、2012年に公開されたフランス・カナダ合作の映画で、監督はジュリー・ドルモン、主演はエミリー・ブラウニングとデニス・メノーシュです。

物語は、ある老人ノオミ(デニス・メノーシュ)が認知症を発症したことをきっかけに始まります。ノオミは、自分が認知症を発症していることを認められず、自分の人生の中で最も愛する女性と結婚したときのことを思い出し、彼女に電話をかけることを繰り返します。

そんな中、誤ってニューヨークにいるエリー(エミリー・ブラウニング)に電話をかけてしまい、彼女と偶然出会うことになります。ノオミは、エリーに自分の妻と思い込ませ、彼女とともに過去の思い出を振り返りながら、自分自身に向き合っていくことになります。

この映画は、認知症によって自分自身を失いつつある人々や、その家族が抱える問題を描いた作品です。ノオミが自分自身を取り戻すために、自分の人生に向き合っていく姿勢や、過去の思い出に対する愛情を表現する様子は、感動的で心温まるものとなっています。また、エリーのような若者が、ノオミとともに過去の思い出を振り返り、彼をサポートする様子も、認知症の人々を支える大切さを示しています。

境界性パーソナリティ障害をテーマにした映画「17歳のカルテ」

「17歳のカルテ」は、2003年に公開されたドイツ映画で、監督はハンス・クリスチャン・シュミット、主演はフランク・ゴイツェ、フェリーツェ・ベルクマンです。

物語は、境界性パーソナリティ障害を抱える17歳の少女アンナ(フェリーツェ・ベルクマン)が、入院している病院で、医師とのセッションを通じて自分自身と向き合いながら成長していく様子を描いています。

アンナは、自分自身や周囲の人々への憎悪や不安、衝動的な行動など、境界性パーソナリティ障害の典型的な症状を示しており、生きることに対する深い苦悩を抱えています。そんな中、彼女は、自分を理解してくれる医師ユルゲン(フランク・ゴイツェ)とのセッションを通じて、自分自身の感情や行動を見つめ直し、徐々に成長していくことになります。

この映画は、境界性パーソナリティ障害の症状を生々しく描きながら、患者と医師のセッションを通じて、自分と向き合うことの大切さを訴えかける作品です。アンナが、自分を受け入れ、自分自身を大切にし、他者との関係を築くために、どのように奮闘していくのかを描いた感動的な物語となっています。

統合失調症をテーマにした映画「ビューティフル・マインド」

「ビューティフル・マインド」は2001年にアメリカで制作された、実在の数学者ジョン・ナッシュの半生を描いたドラマ映画です。

ジョン・ナッシュは、天才数学者として才能を発揮し、プリンストン大学で数学の分野に革新的な理論を打ち立てるなど、その名を広めました。しかし、彼は統合失調症に苦しみ、病気が進行するにつれて幻覚や妄想に悩まされ、家族や友人との関係も次第に険悪になっていきました。

彼は治療を受けるも、薬の副作用や治療法への反発から薬を飲まなくなり、自分の力で病気と向き合い始めます。やがて、彼は病気との戦いで自己啓発をし、数学的発見を行います。彼はこの中で、幻覚や妄想は病気から生まれたものであり、彼自身の精神によって制御できることを理解します。

そして、彼は自身の才能を再び発揮し、自分の理論を確立することに成功します。そして、ナッシュはノーベル経済学賞を受賞し、統合失調症との闘いを克服しました。

「ビューティフル・マインド」は、統合失調症という難しい病気と向き合うジョン・ナッシュの姿を描きながら、彼が自分自身と向き合い、自分の能力を発揮し、困難を克服するまでの苦悩と葛藤を描いた感動的なドラマです。

知的能力障害/知的発達障害をテーマにした映画「レインマン」

知的能力障害/知的発達障害をテーマにした代表的な映画の一つは、「レインマン」という作品です。

この映画は1988年にアメリカで制作され、監督はバリー・レヴィンソン、主演はトム・クルーズとダスティン・ホフマンが務めています。

映画のストーリーは、自動車販売業を営むチャーリーという男が、実は自分に知的障害を持つ兄レイモンドがいることを知り、彼を探し出して一緒に旅をするというものです。

レイモンドは数学的な能力に優れ、特殊な才能を持っている反面、他人とのコミュニケーションが苦手で、人の感情や社会的なルールを理解することができません。そんなレイモンドとチャーリーが出会い、お互いに理解し合いながら旅をする中で、徐々に心を通わせていく様子が描かれています。

この映画は、知的障害を持つ人々が普通の人と同様に人間らしい存在であり、彼らに対する偏見や差別がなくなるように訴えかける作品として高く評価されています。また、ダスティン・ホフマンが演じたレイモンドのキャラクターは非常に印象的で、その演技が高く評価され、アカデミー賞の主演男優賞を受賞しました。

自閉症スペクトラム障害をテーマにした映画「ファースト・スクワッド:天使のいる診療所」

自閉症スペクトラム障害をテーマにした映画として代表的な作品のひとつが、2017年に公開された米国の映画「ファースト・スクワッド:天使のいる診療所」です。

物語は、自閉症スペクトラム障害を持つ少年ピーターが、母親の死をきっかけに孤立し、その後運命的な出会いを経て自身の能力を発揮するまでの成長を描いています。

物語の舞台は、アメリカ合衆国のジョージア州にある架空の町「メイフィールド」。ピーターは、自閉症スペクトラム障害のためにコミュニケーションが苦手で、周囲の人々との関係性に苦悩しています。そんな彼にとって唯一の支えは、母親だけでしたが、ある日母親が亡くなってしまいます。

その後、ピーターは偶然出会った看護師のダカリーと出会い、彼女が運営する診療所でアニマルセラピーによる治療を受けることになります。そこでピーターは、自分が持つ動物たちとのコミュニケーションを通じて、少しずつ自分の心の中にある感情を表現することができるようになっていきます。

一方、ダカリーは診療所を運営することに苦悩しており、診療所を閉鎖することを考えていましたが、ピーターたちの成長を見届けたいという思いから、診療所を続けることを決意します。そして、彼女とピーターたちは診療所を守るために奮闘し、様々な困難に立ち向かっていきます。

この映画は、自閉症スペクトラム障害を持つ人々が抱える悩みや苦しみを描きながら、その人たちにとっての支えや希望を示す作品となっています。

ADHD/注意欠如・多動性症をテーマにした映画「アメリカン・ハッスル」

ADHD/注意欠如・多動性症の代表的な映画としては、アメリカ映画「アメリカン・ハッスル」(原題:American Hustle)が挙げられます。

本作は、1970年代のアメリカを舞台に、詐欺師のアーヴィンとシドニーがFBIと協力して政治家やビジネスマンを標的にした壮大な詐欺を企てる姿を描いた犯罪コメディドラマです。

主人公のアーヴィンは、注意欠如・多動性症であり、周囲の人々からはその行動に振り回されることが多い存在として描かれています。彼は、人の話を聞かなかったり、計画を立てることが苦手で、目の前のことに集中してしまうため、詐欺行為においてもトラブルを引き起こすことがしばしばあります。

しかし、アーヴィンには詐欺の才能があり、その能力を生かして詐欺による富を築いていました。そんな中、彼はFBIに逮捕されるが、捜査官のリッチーとの取引をすることで自由を手に入れ、彼らと詐欺行為を行うことになります。

アーヴィンの注意欠如・多動性症が物語の中心となるわけではありませんが、その特徴的な行動や性格が、彼が詐欺行為を行う上での特異性を生み出している一面として描かれています。また、その行動に苦悩しながらも、詐欺師としての自分自身を受け入れていく過程が、物語の軸となっています。

限局性学習症(特定学習障害、SLD)をテーマにした映画『透明なゆりかご』

限局性学習症(特定学習障害、SLD)を題材にした映画としては、『透明なゆりかご』が知られています。

本作は、アメリカの監督クリス・コロンバスが手掛け、1990年に公開されました。主演は、ロビン・ウィリアムズが務めています。

あらすじは、中学生の少年クリス(演:アダム・ハンバーグ)が、学校での学習に苦しみ、その原因がSLDであることが判明するところから始まります。彼は、正常な知的能力を持ちながらも、読み書きに苦しみ、計算ができないという症状を抱えています。

クリスは、学校での苦しみや家庭内の問題に直面しながらも、熱心な母親(演:ジュリー・カヴァナー)や教師のサリー(演:ジュディ・グリア)らのサポートを受け、自分自身の才能を見出していきます。クリスは、コンピューターグラフィックスを駆使したアニメーション制作に熱中し、やがてその才能を開花させていきます。

本作は、SLDを抱える子どもたちやその家族に対して、教育や支援の必要性を訴えるメッセージが込められています。また、自己肯定感や才能の発掘についても描かれており、SLD以外の視点からも多くの人々に感動を与えた作品となっています。

分離不安症をテーマにした映画「マイ・ガール」

分離不安症をテーマにした代表的な映画として、「マイ・ガール」が挙げられます。

1970年代のアメリカ、ペンシルベニア州。父親のトーマスが、11歳の少女ヴァダーに運転を教えている最中に交通事故を起こしてしまいます。トーマスは娘を病院に連れて行き、自分は死亡します。ヴァダーは彼女の母親とともに、トーマスが経営する葬儀屋で暮らしています。

一方、ヴァダーは学校で自分が生物の研究を好きだと告げます。クラスメイトのトーマスJr.からは嫌がらせを受け、いじめに遭っています。そんな中、ヴァダーは父親が死んだときには一緒にいたかったという後悔や、母親が仕事で忙しくて自分と接してくれないことに苦しんでいます。

ある日、葬儀屋で仕事を手伝っていたヴァダーは、自分が帰ってしまった亡くなった少年の遺体を見つけます。彼女はそれを拾って飼っていた蜂の巣に置き、育てることに決めます。しかし、夏の終わりに巣から出てきた蜂はヴァダーを刺してしまい、彼女は急遽病院に運ばれます。そこで彼女は、自分が父親の死によって抱えた感情を打ち明け、母親と和解することができます。

この映画は、家族の死や自分自身の苦しみに苦しむ少女の姿を描きながら、分離不安症を抱える人々が抱える感情的な問題を探求しています。

上記の他、精神疾患15種の映画紹介は2⃣をご覧ください。

  • 選択制緘黙をテーマにした映画「キッズ・リターン」
  • 双極性障害(躁うつ病)をテーマにした映画『シルバー・リニング・プレイブックス』
  • 社交性不安症(社交不安障害)をテーマにした映画『ミート・ザ・ペアレンツ』
  • 解離性同一症(多重人格障害)をテーマにした映画「ファイト・クラブ」
  • 醜形恐怖症をテーマにした映画『フェイス/オフ』(Face/Off)
  • ため込み症をテーマにした映画「クレイジー・クリーニング」
  • 適応障害をテーマにした映画「ファインディング・ホープ」
  • 反応性アタッチメント障害/反応性愛着障害をテーマにした映画「トゥルーマン・ショー」
  • 摂食障害をテーマにした映画「スリー・ウーマン/食事、性愛、狂気」
  • 睡眠・覚醒障害をテーマにした映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』
  • 反社会パーソナリティ障害をテーマにした映画「アメリカン・サイコ」
  • 演技性パーソナリティ障害をテーマにした映画『ブラックスワン』
  • 自己愛性パーソナリティ障害をテーマにした映画「ジョーカー」
  • 性別違和やLGBTQをテーマにした映画「ムーンライト」
  • パラフィリアに関連をテーマにした映画「クラッシュ」
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