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ICD-11新基準パーソナリティ症とセルフチェック

目次

ICD-11新基準パーソナリティ症の診断と「6分類の障害特性」のセルフチェックリスト240問は、自己の性格傾向や行動パターンに気づくために役立ちます。

DSM-Ⅳ・5の「精神疾患の統計マニュアル」によって、パーソナリティ障害の診断、診療をしてきましたが、世界保健機関ではICD-11「精神疾患の診断ガイドライン」の改訂版が発行されました。ICD-11(国際疾病分類第11版)は、世界保健機関(WHO)によって2019年に導入され、精神疾患やその他の健康状態の診断基準を提供するものです。ICD-11は、パーソナリティ障害の診断において、DSM-5とは異なるアプローチを採用しており、特にパーソナリティ障害の重症度と特定の特徴を組み合わせることで、より柔軟で詳細な診断を可能にしています。

そのため、ICD-11の新基準に基づくように「パーソナリティ症の特性」のセルフチェックリストも新しくしています。チェックリストは各特性ごとに40問としていますので、自己評価を通じて自分の性格傾向や行動パターンに気づくためにも役立ちます。ただし、専門的な診断は必ず医師や専門家に依頼する必要があることを理解する必要があります。

このページを含め、心理的な知識の情報発信と疑問をテーマに作成しています。メンタルルームでは、「生きづらさ」のカウンセリングや話し相手、愚痴聴きなどから精神疾患までメンタルの悩みや心理のご相談を対面にて3時間無料で行っています。

ICD-11のパーソナリティ障害の診断

ICD-11の診断基準では、個人のパーソナリティ障害の重症度と特定の特徴を組み合わせることで、より詳細な診断と治療計画が可能になります。 新基準の各特性は6通りですが、DSM-5の特定のパーソナリティ障害に近い特性を示す群と共通する傾向はありますが、完全に重複しないことに注意が必要です。

STEP
「自己機能」「対人機能」

パーソナリティ症を理解するうえで「自己」と「対人関係」の側面から機能不全によって定義されますが、パーソナリティ症の診断に重要な「自己機能」と「自己機能不全」、さらに「対人機能」と「対人機能不全」について解説します。

  • 自己機能と自己機能不全
    • 自己機能(Self-function)
      自己を理解し、他者との関係を通じて安定感やアイデンティティを形成し、自らの目標を達成するために必要な心理的機能や過程の総称です。
    • 自己機能不全(Dysfunction of self-function)
      自己機能の一部または全部で問題を抱えている状態を指します。これにはアイデンティティの混乱、感情の不安定さ、自尊心の低さ、現実感覚の歪みなどが該当します。自分自身を理解し、他者との関係を築く能力が阻害されていると考えられます。
  • 対人機能と対人機能不全
    • 対人機能(Interpersonal function)
      他者との関係を築くために必要な心理的機能や過程の総称です。これには適切なコミュニケーション、共感、協力、対人的な信頼などが該当します。
    • 対人機能不全(Dysfunction of interpersonal function)
      他者との関係を築く際に問題を抱えている状態を指します。これには人間関係での問題、コミュニケーションの障害、信頼の不足、対人的な不安定さなどが該当します。他者との関係の構築や維持が困難な状態が続くことが考えられます。
STEP
ICD-11のパーソナリティ障害の診断基準

ICD-11による「パーソナリティ障害の診断基準」は、パーソナリティ機能の持続的な障害に基づいています。

パーソナリティ障害の特定の特徴(Trait Domains)を ICD-11では、5つの主要な「特性ドメイン(trait domains)」を用いて、パーソナリティ障害の特徴を捉えます。これにより、特定のパーソナリティ障害に対して柔軟に対応でき、患者に応じた診断が可能となります。

Negative Affectivity(ネガティブ感情性)

強い不安、恐怖、悲しみ、怒り、自己不信など、ネガティブな感情を抱きやすい傾向を示す。この特徴は、感情の不安定さや緊張、不安感が該当します。

Detachment(離脱性)

他者からの距離を取り、感情的なつながりや社会的関係を避ける傾向。孤立、興味の欠如、感情の抑制などが該当します。

Dissociality(反社会性)

他者の権利や社会的ルールを無視した行動や無関心。共感の欠如や攻撃的な態度、他者への無慈悲な態度が特徴的です。

Disinhibition(脱抑制)

衝動的、軽率な行動をとる傾向。計画性の欠如や衝動的な意思決定が該当します。

Anankastia(強迫性)

完璧主義や規則への執着が強く、柔軟性が欠如した行動。過度な計画、統制へのこだわりが特徴的です。

STEP
持続的なパターン

パーソナリティ障害は、内的体験および行動の持続的なパターンとして現れ、これは文化的な期待に著しく逸脱しています。

STEP
臨床的に意味のある障害

この持続的なパターンは、臨床的に意味のある苦痛や、社会的、職業的、その他の重要な機能領域における障害を引き起こしています。

STEP
安定性と長期間の持続性

このパターンは安定しており、長期間にわたるものであり、少なくとも青年期または若年成人期にまで遡ることができます。

STEP
他の精神障害や身体疾患による説明ができない

このパターンは、他の精神障害の経過中に限定されるものではなく、物質(薬物、薬物乱用など)の使用や身体疾患の影響によるものでもありません。

STEP
重症度の評価

ICD-11では、まずパーソナリティ障害の重症度(mild, moderate, severe)が評価され、これは患者の全体的な機能レベルに基づいて決定されます。

パーソナリティ障害の重症度(Personality Disorder Severity)を ICD-11では、パーソナリティ障害の重症度を「軽度」「中等度」「重度」の3段階で評価します。このアプローチは、症状の強さや影響の範囲に基づいて個別に判断され、日常生活や社会的機能に与える影響を評価するためのものです。

重症度評価
軽度の
パーソナリティ障害
パーソナリティの特徴が軽度で、個人的および社会的機能に対する影響が限定的です。
軽度:日常生活や対人関係での問題はあるものの、機能を維持することができ、適切なサポートを受ければ対処できることです。」
中等度の
パーソナリティ障害
パーソナリティの特徴が中等度で、個人的および社会的機能に対する影響が中等度です。
中等度:症状が対人関係や仕事に深刻な影響を与え、問題が顕著になるが、一定のサポートがあれば機能を維持できることです。
重度の
パーソナリティ障害
パーソナリティの特徴が重度で、個人的および社会的機能に対する影響が深刻です。
重度:症状が非常に深刻で、社会的・職業的機能に大きな影響を与え、日常生活の多くの場面で著しい困難を経験することです。
STEP
特性の評価

特定のパーソナリティ障害特性を ICD-11では、上記STEP2⃣の5つの「特性ドメイン」を基に、次の特定のパーソナリティ障害の特徴を識別します。これにより、患者に合わせた詳細な診断が可能になります。

ICD-11では、具体的な特性(traits)に基づいて診断が進められます。6つのパーソナリティ障害特性は、診断コードとして付加することができます。これにより、患者のパーソナリティの詳細な評価がさらに可能になります。

特定の特徴として次のようなものがありますが、DSM-5の特定のパーソナリティ障害に類似していますが、完全に一致するわけではありません。

特定のパーソナリティ障害特性の診断コード
1⃣ 回避性パーソナリティ障害特性(Avoidant Personality Disorder Traits)
DSM-5回避性パーソナリティ障害(Avoidant Personality Disorder)とほぼ一致します。主に対人関係の回避や否定的な評価に対する過敏さを特徴とします。
回避的特性不安定な情動と社会的関係性の特性を示す群
新しい状況や人間関係に不安を感じ、回避する傾向が特徴的な人を指します。
・回避性パーソナリティ障害に近い特性を示す群で、社交的な場面での不安感や、疎外感、孤独感などが該当します。
・他者に批判されることへの恐怖や不安から、社会的な交流を避ける傾向があります。
2⃣ 境界性パーソナリティ障害特性(Borderline Personality Disorder Traits)
DSM-5の境界性パーソナリティ障害(Borderline Personality Disorder)に相当します。感情の不安定さや自己イメージの不安定さ、対人関係の混乱を特徴とします。
不安定・感情的特性感情不安定性の特徴を示す群
感情の変動が激しく、常に不安やストレスを感じている傾向が特徴的な人を指します。
・境界性パーソナリティ障害に近い特性を示す群で、感情不安定や自己認識の混乱、自傷行為などが該当します。
・感情の不安定さ、自己像の不確かさ、対人関係の不安定さが顕著です。
3⃣ 反社会性パーソナリティ障害特性(Antisocial Personality Disorder Traits)
DSM-5の反社会性パーソナリティ障害(Antisocial Personality Disorder)と似ています。規則や他者の権利を無視する行動が特徴です。
反社会的特性感情や行動の規律を欠く特性を示す群
他人に対する冷淡さや無関心、社会規範や法律に違反する行動傾向が特徴的な人を指します。
・反社会性パーソナリティ障害に近い特性を示す群で、社会的規範を無視する傾向や、他者に対する攻撃性、犯罪行為などが該当します。
・他者の権利を無視し、違法な行為や欺瞞的な行動をとる傾向があります。
4⃣ 強迫性パーソナリティ障害特性(Obsessive-Compulsive Personality Disorder Traits)
DSM-5の強迫性パーソナリティ障害(Obsessive-Compulsive Personality Disorder)に対応します。過度な完璧主義や柔軟性の欠如が見られます。
強迫的特性強迫的特性の群
非現実的な規則や秩序に固執し、強迫的にそれに従う傾向が特徴的な人を指します。
・強迫性パーソナリティ障害に近い特性を示す群で、完璧主義や細かいところにこだわる傾向があります。
・完璧主義や秩序への過度なこだわり、柔軟性の欠如が特徴的です。
5⃣ 自己愛性パーソナリティ障害特性(Narcissistic Personality Disorder Traits)
DSM-5の自己愛性パーソナリティ障害(Narcissistic Personality Disorder)に相当します。自己の重要性に対する誇張や他者に対する共感の欠如が特徴です。
自己中心的及び自己愛性特性明瞭な変性体験の特性を示す群
自己中心的で自分勝手な行動や、自分の利益や欲求を追求する傾向が特徴的な人を指します。また、現実と非現実の境界線を曖昧にし、幻覚や妄想的な信念を抱いています。
・自己愛性パーソナリティ障害に近い特性を示す群で、自己中心的な傾向もありますが、現実感覚を失うような変性体験などが特性となります。
・自己への過度な関心、他者への共感の欠如、過剰な自己評価が特徴的です。
6⃣ 依存性パーソナリティ障害特性(Dependent Personality Disorder Traits)
DSM-5の依存性パーソナリティ障害(Dependent Personality Disorder)と一致します。他者に対する依存的な行動や、独立して決断を下すことが困難なことが特徴です。
弱意志的及び依存的特性負の信念やスキーマの特性を示す群
自己決定能力が弱く、他人に依存しやすい傾向が特徴的な人を指します。
・特定されていないパーソナリティ障害に近い特性を示す群で、自分自身や他者に対する負の信念、スキーマの形成や固執、自己評価の歪みなどが該当します。
・他者への依存が強く、独立した意思決定や行動が難しくなります。
特定のパーソナリティ障害特性の診断コード

【まとめ】パーソナリティ障害の重症度と特性の組み合わせ
ICD-11の診断では、特定の「障害名」よりも、症状の重症度やパターンに基づいて診断を柔軟に行うことを目指しています。そのため、DSM-5の診断と重複する部分はありますが、全体としてのアプローチや分類は異なることに注意が必要です。
ICD-11の診断では、個人のパーソナリティ障害の重症度(軽度、中等度、重度)と特定の特徴を組み合わせることで、より詳細な診断が可能です。例えば、境界性パーソナリティ障害特性が強く、中等度の重症度である場合、それに応じた治療や支援が設計されます。これにより、治療計画が個別化され、柔軟なアプローチが可能になります。

ICD-11の診断基準などについて現段階では、厚労省の承認前ということと情報の不確実な状態で作成していますので、閲読やご利用には十分な注意が必要となります。

ICD-11:6分類のパーソナリティ障害特性のセルフチェックリスト

ICD-11の6分類のパーソナリティ障害特性は、DSM-5の特定のパーソナリティ障害に近い特性を示す群と共通する傾向はありますが、完全に重複しないことに注意が必要です。

回避性パーソナリティ障害特性のセルフチェックリスト

ICD-11に基づく「回避性パーソナリティ障害特性」のセルフチェックリスト40問を次に示します。このリストは、自己評価を通じて自分の性格傾向や行動パターンに気づくために役立ちます。ただし、専門的な診断は必ず医師や専門家に依頼する必要があります。


次の質問に、あなたに該当する頻度をもとに答えてください。

回答番号と点数回答の頻度内容
0:0点全くそうではない
1:1点あまり当てはまらない
2:2点どちらとも言えない
3:3点やや当てはまる
4:4点非常に当てはまる
ICD-11「回避性パーソナリティ障害特性」セルフチェックリスト40問
対人関係における回避傾向
1.他人から否定的に評価されるのが怖いと感じる。
2.他人との対話を避けることが多い。
3.他人と話すときに、非常に緊張する。
4.批判や拒絶を恐れて、他人との接触を避けることがある。
5.自分の感情を他人に表現するのが難しいと感じる。
6.新しい人と会うのが恐怖に感じる。
7.社交の場に参加する前に、非常に不安を感じる。
8.他者が自分のことを悪く思っているのではないかと常に心配している。
9.他人の視線や意見に過度に敏感だと感じる。
10.グループ内で目立つことを避けるようにしている。
自己評価や自己像
11.自分の能力に自信がないと感じる。
12.自分は他人よりも劣っていると感じることが多い。
13.自分の失敗や欠点について過剰に考えてしまう。
14.自分の考えや意見を他人に表現するのを避けている。
15.自分に価値がないと感じることが多い。
16.自己主張するのが非常に苦手だと感じる。
17.他人と比べて自分は欠点が多いと感じる。
18.批判を受けるのを非常に恐れている。
19.自分の成功をあまり認めたくない。
20.自分のことを卑下することが多い。
生活における影響
21.人前での発表やプレゼンを避ける。
22.他人に助けを求めるのが非常に苦手だと感じる。
23.社交の場に参加する際に、緊張が原因で体調不良を感じることがある。
24.新しい挑戦や責任を避けることが多い。
25.他人との関係が長続きしないことが多い。
26.他人に拒絶されるのが怖くて、親しい関係を築くのを避けている。
27.他人と対立することを避けるために、意見を言わないことが多い。
28.一人で過ごすことが多い。
29.他人と接触する機会を避けるために、外出を控えることがある。
30.対人関係でのトラブルを極力避けようとして、常に周囲に合わせている。
回避行動の傾向
31.自分にとって挑戦的な状況を避けることが多い。
32.批判される可能性がある場合、それを避けようとする。
33.他人の前で失敗することを非常に恐れる。
34.自分の意見を述べるのを避けることで、批判を避けようとしている。
35.新しい環境や未知の状況に身を置くことを恐れる。
36.恥をかくことを極度に恐れている。
37.グループでの活動を避け、個人活動を選ぶことが多い。
38.仕事での責任を避けるために、他人に任せることが多い。
39.他者と深い関係を築くのを恐れている。
40.挑戦や変化を避けることで、安定を維持しようとしている。
ICD-11「回避性パーソナリティ障害特性」セルフチェックリスト40問

評価

各質問に対して点数を合計し、以下の基準で評価します。

合計点評価内容
0- 40点回避性パーソナリティ特性はほとんど見られません。対人関係に対して比較的リラックスした態度を持っている可能性があります。
41- 80点一定の回避性パーソナリティ特性が見られますが、日常生活や対人関係に大きな影響はないかもしれません。自己評価や社会的な不安に注意が必要です。
81-120点中程度の回避性パーソナリティ特性が見られます。対人関係や自己評価に困難を感じている可能性が高く、サポートや自己理解を深めることが有益です。
121-160点高度な回避性パーソナリティ特性が見られます。対人関係や日常生活において深刻な影響がある可能性が高いため、専門家のサポートを検討することを強くお勧めします。

このチェックリストを活用することで、自分の回避的な行動や特性に気づくことができ、必要に応じて専門的な助けを求めるきっかけとしてください。

境界性パーソナリティ障害特性のセルフチェックリスト

ICD-11に基づく「境界性パーソナリティ障害特性」のセルフチェックリスト40問を次に示します。このリストは、自己評価を通じて自分の性格傾向や行動パターンに気づくために役立ちます。ただし、専門的な診断は必ず医師や専門家に依頼する必要があります。


次の質問に、あなたに該当する頻度をもとに答えてください。

回答番号と点数回答の頻度内容
0:0点全くそうではない
1:1点あまり当てはまらない
2:2点どちらとも言えない
3:3点やや当てはまる
4:4点非常に当てはまる
ICD-11「境界性パーソナリティ障害特性」セルフチェックリスト40問
感情の不安定さ
1.感情が急激に変わることが多い。
2.感情のコントロールが非常に難しいと感じる。
3.急に強い悲しみや怒りを感じることがよくある。
4.自分の感情が他人に理解されないと感じる。
5.喜びや幸福を感じても、すぐに消えてしまうことが多い。
6.感情の揺れが激しく、人間関係にも影響を与えていると感じる。
7.強い不安感や虚無感に頻繁に襲われることがある。
8.他人に見捨てられることに対して非常に敏感だと感じる。
9.孤独感を強く感じることが多い。
10.自分の感情が過剰反応していると感じることがある。
対人関係の不安定さ
11.他人との関係が短期間で良くなったり悪くなったりすることが多い。
12.他人に対して過度に依存することがある。
13.他人に対して急に愛情を感じたり、急に憎しみを感じることがある。
14.親しい人に見捨てられるのを恐れて、必死にその関係を保とうとする。
15.他人からの批判や拒絶に対して、強い反応を示してしまう。
16.親しい人との口論が激しくなりやすい。
17.他人が自分を傷つけることを非常に恐れる。
18.他人との境界線が曖昧で、自分と他人を区別しにくいと感じることがある。
19.誰かが自分を無視していると感じると、激しい感情が湧き上がることがある。
20.他人に対して非常に期待を寄せ、その期待が裏切られると強い怒りや失望を感じる。
自己像の不安定さ
21.自分が誰であるか、どう生きるべきかが分からなくなることがある。
22.自己評価が日によって大きく変わることがある。
23.自分の長所や短所がはっきりしないと感じる。
24.他人からの評価や意見に左右されやすい。
25.自分の将来に対して明確なビジョンが持てないと感じる。
26.自分自身に対する信頼があまりない。
27.自分の価値や役割が不確かであると感じることが多い。
28.自分が無価値だと感じることが多い。
29.自分の人生に対して方向性がなく、不安定だと感じることがある。
30.自分が他人の期待に沿うように行動していると感じることが多い。
衝動的な行動
31.感情に任せて衝動的に行動してしまうことがある。
32.自傷行為(リストカットなど)をしたことがある。
33.短期的な快楽を求めて、後悔するような行動を取ることがある(過食、浪費、危険な運転など)。
34.強い感情に駆られて、無分別な決断をすることがある。
35.他人との関係を維持するために、無理なことをしてしまうことがある。
36.衝動的な行動によって後悔することが多い。
37.自分を傷つけることで、心の苦しみを和らげようとすることがある。
38.急に何かを諦めたり、急に何かに夢中になったりすることがある。
39.感情に支配されて、長期的な目標を見失うことがある。
40.他人から拒絶されるかもしれないという恐れから、衝動的に関係を切ってしまうことがある。
ICD-11「境界性パーソナリティ障害特性」セルフチェックリスト40問

評価

各質問に対して点数を合計し、以下の基準で評価します。

合計点評価内容
0- 40点境界性パーソナリティ特性はほとんど見られません。感情や対人関係の安定感があると考えられます。
41- 80点ある程度の境界性パーソナリティ特性が見られますが、日常生活や人間関係に大きな影響はないかもしれません。感情の不安定さや自己評価の揺れに注意が必要です。
81-120点中程度の境界性パーソナリティ特性が見られます。感情の揺れや対人関係の困難が生活に影響を与えている可能性があり、サポートや自己理解を深めることが有益です。
121-160点高度な境界性パーソナリティ特性が見られます。感情や対人関係の問題が深刻で、日常生活や対人関係に大きな影響を与えている可能性が高いです。専門家のサポートを強くお勧めします。

このチェックリストを用いて、自分の感情や行動パターンに気づき、必要に応じて専門家の助けを求めるための第一歩としてください。

反社会性パーソナリティ障害特性のセルフチェックリスト

ICD-11に基づく「反社会性パーソナリティ障害特性」のセルフチェックリスト40問を次に示します。このリストは、自己評価を通じて自分の性格傾向や行動パターンに気づくために役立ちます。ただし、専門的な診断は必ず医師や専門家に依頼する必要があります。


次の質問に、あなたに該当する頻度をもとに答えてください。

回答番号と点数回答の頻度内容
0:0点全くそうではない
1:1点あまり当てはまらない
2:2点どちらとも言えない
3:3点やや当てはまる
4:4点非常に当てはまる
ICD-11「反社会性パーソナリティ障害特性」のセルフチェックリスト40問
規則や社会的規範の無視
1.社会のルールや法律を無視することがよくある。
2.他人の権利や感情を軽視することが多い。
3.他人を騙して自分の利益を得ることがある。
4.嘘をつくことに罪悪感を感じない。
5.自分にとって不都合なルールは守る必要がないと感じる。
6.規則を破ることでスリルを感じることがある。
7.他人が被害を受けても、あまり罪悪感を抱かない。
8.社会の規範や道徳を無視して行動することが多い。
9.自分の行動の結果が他人にどう影響するかをあまり気にしない。
10.法律や規則を破ることに対して、自分の権利を主張する傾向がある。
衝動的で無謀な行動
11.後先を考えずに衝動的な決断を下すことが多い。
12.他人の忠告を無視して、自分のしたいことをすることがある。
13.危険な行動をとることでスリルを感じることがある。
14.金銭的に無計画な行動をとることが多い。
15.危険な運転やスピード違反を楽しむことがある。
16.衝動的に物を盗むことをしたことがある。
17.他人の所有物に対して無断で手を出すことがある。
18.感情に任せて突然人を攻撃することがある。
19.自分の快楽や欲望を優先して行動することが多い。
20.自分がしたことに対して後悔することが少ない。
対人関係の問題
21.他人を利用するために友人関係を築くことが多い。
22.他人に共感することが非常に難しいと感じる。
23.他人の感情やニーズを理解しようとしない。
24.他人に対して支配的であると感じることがある。
25.他人を傷つけることで自分が優位に立つと感じることがある。
26.親しい人の気持ちに無頓着であることがある。
27.対人関係で自分の目的を達成するために他人を操作することがある。
28.他人の反応に対して鈍感で、批判されても気にしないことが多い。
29.対人関係でのトラブルを頻繁に経験する。
30.他人と対立することを恐れない。
無責任な行動
31.仕事や義務を怠ることがある。
32.長期間責任を持って物事に取り組むことが難しい。
33.他人に迷惑をかけても、自分の責任を感じない。
34.責任を果たすことが自分にとって重要でないと感じることがある。
35.仕事や約束を軽視し、途中で放棄することがある。
36.他人に借りた物を返さないことが多い。
37.約束を守らず、他人を困らせることがある。
38.自分の行動に対して責任を取らないことが多い。
39.他人の期待を裏切ることに罪悪感を感じないことがある。
40.自分の行動の結果がどうなろうと、あまり気にしない。
ICD-11「反社会性パーソナリティ障害特性」のセルフチェックリスト40問

評価

各質問に対して点数を合計し、以下の基準で評価します。

合計点評価内容
0- 40点反社会性パーソナリティ障害特性はほとんど見られません。日常生活や社会において、安定した行動がとれていると考えられます。
41- 80点軽度の反社会性パーソナリティ特性が見られる可能性があります。行動に注意が必要であり、対人関係や社会的ルールに対する自分の姿勢を振り返ることが有益です。
81-120点中等度の反社会性パーソナリティ特性が見られます。衝動的な行動や他人に対する無関心さが生活や人間関係に影響を与えている可能性が高いです。専門家に相談することを強くお勧めします。
121-160点高度な反社会性パーソナリティ特性が見られます。他人との関係や社会的なルールを無視する行動が深刻であり、生活全般に重大な影響を与えている可能性があります。すぐに専門家に助言を求めることが必要です。

このチェックリストを用いることで、自分の行動や対人関係に関する特性に気づきやすくなります。

強迫性パーソナリティ障害特性のセルフチェックリスト

ICD-11に基づく「強迫性パーソナリティ障害特性」のセルフチェックリスト40問を次に示します。このリストは、自己評価を通じて自分の性格傾向や行動パターンに気づくために役立ちます。ただし、専門的な診断は必ず医師や専門家に依頼する必要があります。


次の質問に、あなたに該当する頻度をもとに答えてください。

回答番号と点数回答の頻度内容
0:0点全くそうではない
1:1点あまり当てはまらない
2:2点どちらとも言えない
3:3点やや当てはまる
4:4点非常に当てはまる
ICD-11「強迫性パーソナリティ障害特性」のセルフチェックリスト40問
秩序と完璧主義へのこだわり
1.物事を完全に整理し、整頓することが重要であると感じる。
2.日常生活において、常に秩序を守ろうとする。
3.小さな間違いや不完全さを許せない。
4.常に完璧を目指して努力している。
5.自分や他人のミスが許せず、長時間修正に費やすことが多い。
6.計画を立て、その通りに進めることに強いこだわりがある。
7.物事が予定通りに進まないと、強い不安を感じる。
8.家や仕事場の清潔さに強いこだわりを持つ。
9.何度も確認しないと気が済まないことが多い。
10.些細なことでも、何度も確認して間違いがないか気にする。
柔軟性の欠如
11.新しいアイデアや方法を受け入れるのが難しい。
12.物事が予定通りに進まないとイライラすることが多い。
13.他人のやり方に強く反発することがある。
14.自分のルールややり方に従わないと、相手に苛立ちを感じる。
15.柔軟に対応することが苦手で、固執することが多い。
16.臨機応変な対応が求められる状況で、不安やストレスを感じる。
17.物事が自分の思い通りに進まないと、強いストレスを感じる。
18.他人が自分のやり方に従わないとき、批判的になることが多い。
19.変化を嫌い、慣れた方法で物事を進めたがる。
20.細かい規則や手順に厳格に従う傾向がある。
仕事や生産性への過度な集中
21.仕事や日常の義務に非常に強く集中している。
22.趣味や楽しみよりも、仕事や生産的な活動を優先することが多い。
23.自分に厳しく、常に目標達成を強く求める。
24.プライベートな時間でも、仕事のことを考えがちである。
25.休むことに罪悪感を感じることが多い。
26.自分の能力を過小評価し、より多くの成果を求めることが多い。
27.他人の期待に応えようと、無理をして働くことがある。
28.完璧に仕事をこなすために、過剰に時間を費やすことがある。
29.目標を達成できなかった時に、強い自己批判を感じることが多い。
30.リラックスすることが難しく、常に仕事のことを考えている。
他者との関係や社会的ルールへの固執
31.他人に対しても完璧を求めることが多い。
32.他人の行動が自分の基準に達していないと、批判的になる。
33.他者のミスや過失を受け入れられないことが多い。
34.社会的なルールや規則を厳守し、違反する人に厳しい態度をとる。
35.他人に対しても厳格なルールを課すことがある。
36.他人との会話や行動で細かいことにこだわる。
37.他人が自分の期待に応えないと、失望や苛立ちを感じる。
38.自分の価値観や倫理観に強く固執し、他人の意見を受け入れないことが多い。
39.他人のやり方や価値観が間違っていると感じることが多い。
40.他人の非効率な行動に対して強い苛立ちを感じる。
ICD-11「強迫性パーソナリティ障害特性」のセルフチェックリスト40問

評価

各質問に対して点数を合計し、以下の基準で評価します。

合計点評価内容
0- 40点強迫性パーソナリティ特性はほとんど見られません。柔軟で適応力のある生活を送っている可能性が高いです。
41- 80点軽度の強迫性パーソナリティ特性が見られる可能性があります。完璧主義や柔軟性の欠如があるものの、生活に大きな問題を引き起こすほどではないかもしれません。
81-120点中等度の強迫性パーソナリティ特性が見られます。完璧主義や固執が対人関係や生活に影響を与えている可能性があり、専門的なサポートを検討することが有益です。
121-160点高度な強迫性パーソナリティ特性が見られます。行動や思考の固執が生活全般に深刻な影響を及ぼしている可能性があり、専門家に相談することを強くお勧めします。

このチェックリストは、あなた自身の行動や思考パターンを振り返り、気づきを得るためのものです。評価結果に基づき、必要に応じて専門家に相談することが大切です。

自己愛性パーソナリティ障害特性のセルフチェックリスト

ICD-11に基づく「自己愛性パーソナリティ障害特性」のセルフチェックリスト40問を次に示します。このリストは、自己評価を通じて自分の性格傾向や行動パターンに気づくために役立ちます。ただし、専門的な診断は必ず医師や専門家に依頼する必要があります。


次の質問に、あなたに該当する頻度をもとに答えてください。

回答番号と点数回答の頻度内容
0:0点全くそうではない
1:1点あまり当てはまらない
2:2点どちらとも言えない
3:3点やや当てはまる
4:4点非常に当てはまる
ICD-11「自己愛性パーソナリティ障害特性」のセルフチェックリスト40問
自己重要感・優越感
1.自分は他人よりも優れていると感じることが多い。
2.自分が特別な存在であり、他者に理解されないと感じる。
3.自分は普通のルールに縛られない特権的な立場にいると考えることがある。
4.自分の成功や能力について、他人に話したがることが多い。
5.他人からの称賛や感謝を必要としていると感じる。
6.自分の意見や判断は、他人のものよりも重要だと思う。
7.自分の成果が十分に評価されていないと感じることがある。
8.重要な決定は自分に任せるべきだと考える。
9.人々は自分の能力や才能をもっと評価すべきだと感じる。
10.自分が注目されない状況では、興味を失うことが多い。
共感の欠如
11.他人の気持ちや視点に対して共感するのが難しいと感じる。
12.他人の感情に対して鈍感だと言われたことがある。
13.他人の問題や困難に対して無関心な態度をとることがある。
14.他人が自分の助けを必要としていても、関心を持てないことが多い。
15.自分の利益を最優先に考えることが多い。
16.他人の成功に嫉妬することがある。
17.他人の失敗や困難に対して、あまり同情を感じない。
18.他人が困っているときに、自分の問題を優先する傾向がある。
19.自分が得をするためには、他人を利用することも厭わない。
20.他人の弱点を見つけると、それを利用したいという気持ちが芽生えることがある。
承認欲求と称賛への依存
21.他人からの称賛や感謝を得ることが重要である。
22.承認を得られないと、不安や怒りを感じることがある。
23.自分の成功が認められないと、不満を感じる。
24.他人に自分の優れた面をアピールすることが多い。
25.人々が自分を褒め称えてくれないと、自己価値が下がる気がする。
26.他人の期待に応えることで、承認を得たいと強く思う。
27.自分が中心にならないと、イライラすることがある。
28.自分に注目が集まる状況で、最も生き生きと感じる。
29.自分が関わるプロジェクトが高く評価されることに強い関心を持つ。
30.他人に認められるために、必要以上に頑張ることが多い。
権利意識と自己中心的な行動
31.自分には他人よりも特別な権利があると感じることが多い。
32.自分の要求は他人よりも優先されるべきだと感じることがある。
33.他人が自分の期待に応えないと、苛立ちを感じる。
34.自分の思い通りにならないと、怒りやフラストレーションを感じやすい。
35.他人に対しても、自分の基準や期待を強要することが多い。
36.いつも自分が中心であるべきだと感じることが多い。
37.自分の意見や要求が他人に受け入れられないと、不満を感じる。
38.自分のニーズを最優先に考えることが多い。
39.他人に対して高圧的な態度をとることがある。
40.自分が他人に与えた影響にあまり興味を持たない。
ICD-11「自己愛性パーソナリティ障害特性」のセルフチェックリスト40問

評価

各質問に対して点数を合計し、以下の基準で評価します。

合計点評価内容
0- 40点自己愛性パーソナリティ特性はほとんど見られません。他者との関係や自己認識が健全な範囲に収まっている可能性が高いです。
41- 80点軽度の自己愛性パーソナリティ特性が見られる可能性がありますが、日常生活に深刻な影響を与えるレベルではないかもしれません。
81-120点中等度の自己愛性パーソナリティ特性が見られます。人間関係や自己評価において問題が生じる可能性があり、専門家の支援を検討することが有益です。
121-160点高度な自己愛性パーソナリティ特性が見られ、日常生活や対人関係に深刻な影響を及ぼしている可能性があります。専門的な評価や治療を強く検討することをお勧めします。

このセルフチェックリストは、自分の行動パターンや認知の傾向を理解するためのツールです。高得点が出た場合には、専門家に相談することを推奨します。

依存性パーソナリティ障害特性のセルフチェックリスト

ICD-11に基づく「依存性パーソナリティ障害特性」のセルフチェックリスト40問を次に示します。このリストは、自己評価を通じて自分の性格傾向や行動パターンに気づくために役立ちます。ただし、専門的な診断は必ず医師や専門家に依頼する必要があります。


次の質問に、あなたに該当する頻度をもとに答えてください。

回答番号と点数回答の頻度内容
0:0点全くそうではない
1:1点あまり当てはまらない
2:2点どちらとも言えない
3:3点やや当てはまる
4:4点非常に当てはまる
ICD-11「依存性パーソナリティ障害特性」のセルフチェックリスト40問
他者への過度な依存
1.自分一人では決定を下すことが難しいと感じる。
2.他人からの指示や助言を求めることが多い。
3.重要な決断をするときに、他人に依存することが多い。
4.自分だけで行動するのが不安に感じる。
5.他人の意見に従うことで安心感を得ることが多い。
6.誰かが自分のことを世話してくれると感じると安心する。
7.他人に依存することで、自信を持てるようになる。
8.重要な決断をするときに、他人に頼らないと不安になる。
9.自分の判断に自信がなく、他人に確認を求める。
10.誰かに助けを求めないと、困難に直面したときにどうすればいいかわからない。
自己主張の欠如
11.自分の意見や希望を他人に伝えるのが難しいと感じる。
12.他人に反対するのが怖いので、意見を変えることが多い。
13.他人に対して自分の気持ちを率直に表現することができない。
14.自分の意志や欲求を他人に押し付けることができない。
15.誰かが自分に反対すると、自分が間違っているのではないかと感じる。
16.自分の意見を他人の前で表明することに対して不安を感じる。
17.他人の期待に応えたいと思い、自分の意見を抑えることが多い。
18.自分の意思を貫くよりも、他人に合わせることが重要だと感じる。
19.誰かに迷惑をかけることを恐れて、自分の希望を伝えることができない。
20.他人に否定されることを恐れ、自分の主張を避ける傾向がある。
親密な関係への強い依存
21.親しい人がいないと、不安や孤独を感じやすい。
22.恋愛関係や友情が終わると、すぐに新しい人間関係を求める。
23.一人で過ごすことが耐えられないと感じる。
24.人間関係が切れたとき、次の関係を作ることが急務に感じる。
25.自分の存在価値は、他人との関係によって決まると感じる。
26.親しい人に見捨てられることへの強い恐怖心がある。
27.他人がそばにいてくれると安心感を感じる。
28.親しい人が自分を拒絶したり去ったりすることがとても怖い。
29.誰かが自分を助けてくれないと、不安で仕方がない。
30.親しい人との関係を守るために、自分を犠牲にすることが多い。
決断や責任の回避
31.自分一人で問題を解決することが怖いと感じる。
32.自分だけでは責任を取るのが難しいと感じる。
33.他人に助けてもらわないと、大きな決断をすることができない。
34.自分の行動に対して責任を取るのが怖い。
35.問題が起こったとき、誰かに頼らないと解決できないと感じる。
36.誰かが自分を導いてくれると、物事がうまく進むと感じる。
37.自分の問題を他人に任せることで、安心感を得ることが多い。
38.誰かが常に自分のそばにいて、サポートしてくれることが必要だと感じる。
39.自分一人で物事を進める自信がなく、誰かの助けを必要とする。
40.誰かが自分を助けてくれると、自分ではできないことができるようになる。
ICD-11「依存性パーソナリティ障害特性」のセルフチェックリスト40問

評価

各質問に対して点数を合計し、以下の基準で評価します。

合計点評価内容
0- 40点依存性パーソナリティの特性はほとんど見られません。自立した考え方や行動ができている可能性があります。
41- 80点軽度の依存性パーソナリティ特性が見られる可能性がありますが、日常生活に大きな影響を与えることは少ないかもしれません。
81-120点中等度の依存性パーソナリティ特性が見られます。人間関係や自己決定に問題が生じる可能性があり、専門家のサポートを検討することが有益です。
121-160点高度な依存性パーソナリティ特性が見られ、日常生活や人間関係に深刻な影響を与えている可能性があります。専門家による評価や治療を強く検討することをお勧めします。

このセルフチェックリストは、自分の依存傾向を理解するためのツールであり、診断を確定するものではありません。高得点が出た場合には、専門家に相談することをお勧めします。

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