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自信のない自分と望ましい自分を事象の直前で入れ替える

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尻込みする相手と対面の直前で堂々とした自分に入れ替わり、緊張や興奮、消極的な負の感情も積極的な自分に変身する。苦手な人間関係も自分の嫌な癖も望ましい自分になりきるスウィッシュ技法

人は五感を使って出来事を認知により認識し記憶します。人には「嫌な行動をしてしまう」「負の感情を持ちやすい」「望ましくない癖がある」「苦手な相手がいる」などの記憶の反応から逃げられないことがあります。この望ましくない反応が起きるパターンを変えることも、嫌な自分と望ましい自分を一瞬で入れ替えられる「スウィッシュ技法」があります。嫌な記憶を一瞬で交換し新しい記憶をより強くする方法です。
トラウマのように突然的に嫌な体験の映像が浮かび上がり、悪いイメージの感覚的反応が起きてしまい言動に躊躇してしまうことがあります。戸惑いなく行動に移すには、望ましい体験の映像を自分の目の前に映し出し、良いイメージに切り替える技法です。この悪いイメージから良いイメージの映像が切り替える際に「シュッ!」(日本では)という掛け声に合わせて行うことから「スウィッシュ」と呼んでいます。

「昔の記憶が思い出され、嫌な気分で落ち込む」「お酒のCMを見るとお酒が飲みたくなる」「上司の顔が思い出され、憂うつになる」「プレゼンを思い浮かべると緊張と興奮に包まれる」など、望ましくない記憶体験の視覚的映像が引き金となり、自分の手に負えない状況や解消したいと思っている衝動など悪い感覚的パターンが目の前に浮かび上がります。そんな悪いイメージのパターン化された反応を「スウィッシュ技法」で望ましいイメージの反応に変えることができます。

1⃣ 変えたい反応を特定するために、五感を使って手がかりとなる視覚的情報や映像を映画のように思い浮かばせます。例として、取引先の苦手なA氏をイメージします。
2⃣ 自分が映像の傍観者となり、A氏の嫌な感覚、雰囲気、怒っている場面、しぐさなど反応の手がかりとなる視覚的情報を特定し、目を閉じて1枚の絵にして自分の目の前に映し出します。

3⃣ 自分がA氏と実際に望ましいコミュニケーションがとれた時の場面の映像、または想像を思い馳せてA氏との望ましい円滑なコミュニケーションがとれている場面の映像の傍観者となります。
その上で、望ましいコミュニケーションができている自分のイメージを1枚の絵にして自分の目の前に映し出します。

4⃣ ここからがスウィッシュ技法の骨頂となります。
自分にとって苦手な取引先のA氏の視覚情報を2⃣で1枚の絵にして自分の前に映し出しましたが、ここではA氏の1枚の絵を大きく明るく自分の目の前に映し出し、3⃣の自分の望ましいイメージの1枚の絵は小さく暗く映し出します。

5⃣ 「スウィッシュ」という声とともに、一瞬で絵を入れ替えます。
今度はA氏の1枚の絵を小さく暗く、自分の1枚の絵を大きく明るく自分の目の前に映し出します。

6⃣ 4⃣と5⃣のスウィッシュを1回とします。1回終わるごとに景色を見たり、立ったり座ったりとか、体を動かしながら何度か繰り返します。
次の1回目はゆっくりとスウィッシュして徐々にスピードを速めながら何度か繰り返します。

※ A氏に対するイメージが変わり、得意先との商談も成功している姿が思い浮かべられるようになったら「スウィッシュ」技法は成功です。

スウィッシュ技法は一種のイメージトレーニングですが、望ましいイメージが強く残っていると言動が大きく変わってくるのは確かなことです。
慣れるまで訓練は必要となりますが、言動する前に負けてしまっているのでは勝ち目は0です。勝負する前に負けています。実際にこちらの出方で相手や状況が変わることは間違いありません。
イメージトレーニングはスポーツ選手も俳優も芸人も多くの人が行っていることですが、スウィッシュ技法はその上のスキルとなります。

スウィッシュ技法:ケース2

スウィッシュ技法(Swish Technique)は、NLP(神経言語プログラミング)の一部として、望ましくない状態やパターンを変えるために使用される手法です。この技法は、ネガティブな感情や思考パターンをポジティブな感情や思考に置き換えることを促進するために開発されました。具体的には、不快な感情や状態が起こるトリガー(刺激)が発生したときに、自動的にポジティブな感情や思考が浮かぶような内的な反応を養成することを目指します。

スウィッシュ技法は以下の手順で実践されます。

  • 目標の設定
    • まず、変えたい望ましくない状態やパターンを特定し、代わりに望ましい状態やパターンを決めます。例えば、自信のない状態を自信に変えたい場合、自信のない状態を「トリガー」として扱い、代わりに自信のある状態を設定します。
  • トリガーの明確化
    • 変えたい状態を引き起こす具体的なトリガーを明確にします。例えば、公の場でスピーチするときや人前で発言するときなど、自信を失う状況を特定します。
  • イメージの作成
    • トリガーをイメージ化し、それに関連する望ましい状態のイメージも作ります。自信を失う状況を想像し、その状況で自信に満ちた自分をイメージします。
  • スウィッシュ
    • トリガーと望ましい状態のイメージを結びつけるスウィッシュ(スイッチ)の動作を行います。具体的には、トリガーのイメージが浮かんだら、それを一瞬で望ましい状態のイメージに切り替え、輝くようなイメージにすることです。この切り替えを繰り返し行い、トリガーが起こったときに自動的に望ましい状態が浮かぶようにします。
  • リハーサルと強化
    • スウィッシュの動作を反復練習し、自然な反応として確固としたものにします。これには、トリガーが発生したときにスウィッシュを素早く行うことを含みます。繰り返し練習することで、新しい反応が自動的かつ自然になります。
  • 結果のテスト
    • スウィッシュ技法の効果を確認するために、実際の状況でトリガーが発生した際にどのような反応が起きるかを観察します。望ましい状態や思考が自動的に浮かび上がり、以前の不快な状態や思考が軽減されていることを確認します。

スウィッシュ技法は、自己啓発やパフォーマンスの向上、不安や恐怖の克服など、さまざまな領域で応用されます。この手法は、認知的な変容と思考のパターンのシフトを促し、望ましくない感情や思考を自動的にポジティブなものに置き換える効果を持っています。

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