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理想の相手の言動やスキルを自分に埋め込み新たな自分を創りだす

目次

尊敬する人、仕事のできる人など理想とする相手を真似ることで、行動力やスキル、コミュニケーション能力などと成功イメージを取り入れて、自信満々の新たな自分に生まれ変わるモデリング技法

「何かの目的にチャレンジする」「何かを上手にできるようになる」「何かを成功させる」「人間競争の上位に食い込む」など成果を求めるならば、現実の自分を何かをできる理想の人間に近づける方法があります。
この「何かを遂行する行動力、人間力」になるために、基本から一歩ずつ努力し続けて成し遂げるのではなく、「何かをやり遂げられる人間」をモデルとして、理想の人のやり方を自分に取り入れる方法の「モデリング」を利用します。
モデリングとは、自分の理想とするモデルの姿を見て真似をすることです。自分にモデルを当てはめて足りない部分を補うことです。この技法は、真似ることで成功のイメージが脳内に埋め込まれ、苦手意識や困難な状況へも果敢に挑戦できるようになります。

身の回りには、理想の人が様々な分野や身近にいるはずです。モデリングするためには、自分がチャレンジしたい、上手になりたい、成功したいなどの何かの行動を特定し、それを完遂できる人をモデルに選びます。「モデリング」とは理想の誰かをモデルとして、その人の思考や振り舞い方などを十分に観察して自分に取り入れることで理想の人物を応用しようということです。

モデリングは「なぜできる」を考えるのではなく、「どのように真似すれば」成果につながるかに着目し、モデルとなる人の話し方、姿勢、振舞い、表情などの特徴を掴み、自分の持っている実力に新たにプラスで取り入れることでモデルの行動に近づけるということです。ただし、成果を得るのに必要のないモデルの要素は取り除き良いとこ取りをしますので、既に自分の持っている相当のレベルの体内にモデルをダウンロードすることは、ある意味では理想のモデルよりもできる人になれるということです。

モデリング前に知っておきたいこと

成果を得たい行動を特定し、対象となるモデルを選択して目の前にスクリーンを思い浮かべます。 

具体的モデル
行動観察

①その特定の行動(身体の動きや声のトーン、説得力など)をモデルが理想的に動作しているところを映し出します。

客観的
ディソシエイト

②スクリーンに映し出されているモデルが行動していたことを自分に変えて、自分が理想的に動作している場面を映し出します。

実体験
アソシエイト

③➁をじっくりと客観的に観みます。観察後はスクリーンに入っている感覚をもって、自分で現実の中で特定の行動をとってみます。

モデリングを試みる際に必要な要素を取り入れても、観察していたモデルと同じ行動ができない場合もあります。これは当然のことで、モデルとは生育環境や身体的特徴、信念、思考のプロセス、場数、応援者などに違いがあります。しかし、モデリングによって100%ではなくても、イメージトレーニングと実践前の予行練習を数回行うことで、知らぬ間にモデルの行動や表現、考え方などの要素が自分にプラスされています。これは間違いなく自分の成果を得るために可能性を広げていることになります。ただし、モデリングと言っても再度認識しておくべきことは、次のようなことを心掛けていしきすることです。

  • 単純にモデルの見せかけだけをモデリングしても役に立ちません。例えば、モデルの洋服、髪型、身につけるものだけに拘ったとしても「絵に描いた餅」になってしまい、自分に合わなければ逆効果になってしまいます。
  • 表情や動作、しぐさやジェスチャーだけのモデリングで満足してはなりません。例えば、どうしてその表情や動作が繰り出されているのか?ユーモアや優しさ、厳しさが醸し出されている要因は?どんな判断や意志を発するためなのか?会話の構成のパターンはあるのか?この能力を出すための段取りや手順はあるのか?先見性や戦略、計画が頭にあるのか?などを感じ取り実行することがモデリングには必要です。このため、見た目だけではわからない所は観察や推察しなければなりません。
  • モデリングする人の信念や価値観は感じられるのか?モデルの使命や役割は何なのか?モデルの目標や目的の先に何を見ているのか?思考のプロセスは見えるのか?協力者や応援者はどの程度なのか?また協力者をどのように集めているのか?なども見極めなければなりません。

    このように動作や行動、思考、心まで、少しでも多くを観察することができればモデリングの類似性が高くなります。ただ、モデルは他人であるためここまでは観察できませんので、足りない部分は推察することになります。
    そこで、観察や推察に効果がある方法としてモデルとの接触がひとつです。一緒に行動することや会話、飲食、スポーツ、趣味などの共有の機会をつくることが、思考や心などの内面的観察や推測ができるチャンスとなります。
    モデルが俳優や芸能人の場合は、経歴やインタビュー、出版されている図書などを利用して少しでもモデルに入り込むことが肝要とされます。
モデリングプロセス

モデリングの手順

STEP
行動の選択

なりたい自分や成果を得たいとしている状況や行動を選びます。
例えば、プレゼン、営業成績、人間関係、仕事のストレス解消、発言力、会話力、情熱、達成力、柔軟で冷静な対応力、リーダーシップ、指導力、円滑なコミュニケーション、ユーモアなど

STEP
モデルの選択

・モデリングの選択で重要なことは、自分の理想とする能力持っている人物や行動ができる適任者を探すことです。
・「どのようなモデルの能力、行動力ならこの目標を実現できるのか」と自分に問いかけてみます。
例えば、上司、先輩、同僚やテレビに出ている芸能人、俳優などでも構いません。

STEP
モデルの行動イメージ

目の前にスクリーンをイメージし、モデルの座っている姿、立っている姿、上手に振舞っている様子を観察します。この観察することがとても重要なことです。観察することはモデルの内面的な状態や特徴を忘れてはいけません。例えばモデルから伝わる感情や気分、態度、元気、ポジティブな部分などです。
モデルの新発見があるくらいに五感を使って、鮮明にありありと姿を想像します。トークの内容、リアクション、間の取り方、表情、目線、声の発生、身振り手振りなど細かく見てみます。その光景を自分の頭に描けるようになるまでひたすら見続けます。

STEP
自分がモデルに変身(ディソシエイト)

上手く頭の中でモデルの光景を思い浮かべるようになったら、何も考えず無心になって着ぐるみのようにモデルの中に自分を重ねます。
目の前のイメージしたスクリーンで、モデルと自分が入れ替わります。
STEP3⃣で観察した必要な要素を取り入れ、自分らしさも残しても構いませんのでモデルに成りきり振る舞います。この時に自分が上手に行動している場面、光景を映し出し強くイメージします。

STEP
自分の実体験(アソシエイト)

今度はスクリーンの中に自分が入り込んだ感覚で、実体験として現実に身体を動かして行動を何度か繰り返します。
そのとき、新たな目で見て、耳で聞いて、体感して鮮やかに実感するようにします。
再チェックする項目
・モデルがどんな動作をしていて、どんな行動が必要か
・モデルが持っている感情や思考のプロセスが導き出す能力
・モデルの信念や価値観、使命や役割の感じているもの

STEP
調整

モデリングで重要なのはモデルと比較して、どこが足りないのか考えることです。そして、「どうしたら上手くできるのだろう」と考えるのではなく、上手にできる人の真似をすることに注目するだけです。
必要に応じて調整しながらSTEP3⃣〜5⃣のプロセスを繰り返し、モデルから必要な要素を自分に浸み込ませます。

STEP
未来もリハーサル(フューチャーペース)

浸み込んだ後、将来の具体的な場面でもその行動をとっているところをイメージします。
将来のリハーサルも追加ですることでモデリングができているか、適切かを確認します。もし、問題点が見つかったときは、もう一度モデルの選択からやり直します。

モデリング:ケース2

モデリング(Modeling)は、NLP(神経言語プログラミング)の手法の一つで、成功した人や優れたパフォーマンスをする人の行動や思考パターンを分析し、それを学び、応用するプロセスです。モデリングによって、成功の要因やパフォーマンスの基盤を理解し、自己成長や目標達成に役立てることができます。

モデリングの手法には、以下のようなステップやアプローチをまとめます。

  • 対象の選定
    • モデリングの対象となる成功した人や優れたパフォーマーを選びます。対象は、特定のスキルや能力を持つ人、特定の成果を上げた人、望ましい特徴を持つ人など、モデリングしたい特性や目的に合致する人物です。
  • 観察と情報収集
    • 対象の行動や思考を観察し、情報を収集します。これには、直接の対話、インタビュー、観察記録、映像や音声の録音など、さまざまな手法が使用されます。対象の行動や思考のパターン、戦略、信念などに注目し、詳細な情報を得ます。
  • 分析とパターンの抽出
    • 収集した情報を分析し、対象の行動や思考のパターンや共通の要素を抽出します。これにより、成功の要因やパフォーマンスの基盤となるパターンを理解します。例えば、特定の思考プロセス、行動戦略、メンタルモデルなどが明らかになることがあります。
  • 再現と練習
    • 抽出したパターンや要素を自分自身に適用し、再現して練習します。モデルとなる成功した人の行動や思考を自身の経験や現在の状況に結びつけ、模倣して学習します。継続的な練習とフィードバックを通じて、モデルのスキルやパフォーマンスを自己に統合します。
  • 応用と調整
    • 学んだモデルのスキルやパフォーマンスを自己の目標や現在の状況に適用し、応用します。必要に応じて微調整や修正を行いながら、自己の成長やパフォーマンスの向上を追求します。新しい行動や思考のパターンが自然に統合され、目標の達成に向けて進んでいきます。

モデリングの手法には、次のようなアプローチやテクニックが使用されることがあります。

  • 質問
    • モデリング対象に対して質問を投げかけることで、彼らの思考プロセスや行動の裏側に迫ります。具体的な行動や思考の詳細を明らかにし、パターンを抽出します。
  • 反復練習
    • モデリング対象の行動や思考を反復して練習することで、そのスキルやパフォーマンスを身につけます。反復練習によって、自己の無意識にモデルのパターンが浸透し、自然な行動や思考へと変化していきます。
  • メンタルリハーサル
    • モデリング対象の成功体験をイメージ化し、自己の想像力を使ってリハーサルします。イメージ化された成功体験によって、自己の内部プログラムが変化し、新しいパフォーマンスへと繋がります。
  • フィードバック
    • モデリング中にフィードバックを得ることで、自己のパフォーマンスを改善します。モデルやコーチからのフィードバックを受け取り、必要に応じて修正や調整を行いながら、自己の成長を促進します。

モデリングは、成功や優れたパフォーマンスを持つ人の知識やスキルを効果的に取り入れる方法です。自己の成長や目標達成に向けて、モデリングを通じて学び、実践することで、より良い結果を得ることができます。

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